その時 | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

本当に終わったと思った。

人生というものが。


4月7日午後11時32分の震度6強。


3.11も物凄く怖かったが、

生命的危険も感じたが、

つまり、死ぬかも、と思ったんだけど、


覚悟まではしなかった。


4月7日午後11時32分、俺は覚悟しました。


ダメだ。これはダメだ、と。

こうやって終わっていくのだなあ、と。


ああ……、と。


あのニャニャメ揺れ、

その本気加減がマジマンションをぶっ潰してくると思ったのだ。


だってほんとに、/←こんな角度でマンションを揺らしたんだもの。

視界にこの角度で砂の嵐が走ったんだもの。


マンションが潰れもせず、死にもせず、揺れが収まった時、そこにあったもの、


それは「地球の悪意」だった。


地球が悪意を抱く、


そんなことは思ったこともなかったから、


そうかいそうかい、と思った。


なーんだ、対等じゃねえか。