定禅寺ストリートジャズ・フェスティバル2日目 | 愛と平和の弾薬庫

愛と平和の弾薬庫

心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

もう一週間前になってしまったんだなあ。

しかし写真もバチバチ撮ってきたし、フェスの素晴らしさは伝えられるだけ伝えておかなければならないのだ。

ということで、9月14日の数時間をここに再現するのです。


仙台駅を出て2・3分も歩くとそっちこっちからギターやラッパ、いろんな音が聞こえてくる。

買い物で出かけて来た時にはたいがい、中央通(駅から縦にのびるアーケード街)に入っていくとこだけど、

ジャズフェスの日ばかりは、青葉通りや広瀬通りという大通りを歩くことになる。

右に左にいろんな音を聞きつつ、10分弱で一番町(中央通とT字状でぶつかるアーケード街)に到達。

最初の演奏者にぶつかると、そこからは150mぐらいの間隔でアコースティック系のステージが点々と。

アーケード街が途切れたところがイベントのタイトルにもなっている定禅寺通り。

ロック系、ブルース系のステージが立ち並ぶ一番にぎやかな会場は、街のど真ん中の大きな公園、

勾当台(こうとうだい)公園。


enterthejazzfes


アルコール系を中心とした出店もテントを連ねている。

ちなみに「Streetjazz」とは、街のさまざま、ぐらいの意味だとか。


pubinjazzfes


人であふれかえっているのに、殺気立ったところがまったくありませんな。

みんな、の~んびりです。一年分、の~んびり。


mainstage


↑勾当台公園市民広場のメイン会場。

ビッグバンドが次々に出てくるが、俺にはまったく関係ないメインステージ、

というわけで、定禅寺通りをどんどん、ひろせがわぁ~流れるきしぶぇ~、西の方へと向かう。


jouzenjidori


↑定禅寺通りを西へ。


jouzenjistreet


手作りのアクセサリー屋さんのテントも並んでいる。


5・6分で西公園に辿りついた。

聞こえてきたのはどっからどう聞いても'70s Rock!

耳を澄ませりゃ、Bad Companyなのだった!


susan


でかいなり、でかい口、でかい声、なんとなく近藤房之介を思わせる「スーさん」とやらが率いる

「スーさんとドライブ」が演ってたのはBad Companyの「Movin’ On」でした。日本語バージョン。

うんうん、いいねいいね、やりなれてる感じが心地よい。躊躇のない音がストレートに飛んでくる。

バドカンが終わって演り始めたのが和田アキコの「あっのコロはッ!」っていうやつ。

’70sには違いないが、はて、なんてタイトルだっけ?


susan2


いいぞいいぞ、と思っていたら俺が到着したあたりで降りだした雨がどんどん強くなってきて、

「あと一曲あったんですけど、雨が強くなっちゃんたんで!ありがとうございました!」。

う~む、残念。って言うか、俺って雨男?

とまあれ、来年もぜひ見たいバンドだった。


しょうがないんで、西公園をぶらぶら。


fura


雨の中のフ~ラフラ。


一回りして戻ったら、なにやらおんつぁんとずんつぁん(おじさんとおじいさん)がステージに。


hodenasu

ブルースの演奏が始まった!と思ったら、歌が「はあ~~~~~~」と、どっからどう聞いても民謡。

mixiの動画でも紹介した「ほでなすブルースバンド」。

「ほでなす」とは、東北弁で「ろくでなし」とか、「馬鹿野郎」ってな意味。


↓動画あります。


このバンドの途中で、再び勾当台公園のほうへ戻る。

パンフレットに「ABB」がどうのこうの、と自己紹介するバンドが載っていたからだ。


fromback


↑勾当台公園へ戻る手前、メインステージのすぐそばのR&B系のステージ裏から。


目的のステージに近づくと、聞こえてきました!キーボードとベースの独特のうねり!

ああ、やっぱり「ABB」とは、Allman Brothers Bandのことだったのだ!


humptydumpty


ただひたすら「At Fillmore East」のオールマンを演り続ける「Humpty Dumpty」。

毎年ジャズフェスに来てしまう理由がここにあります。

みんな、とにかく「好きだ!」ってだけでギンギンにやってくれちゃう。

もう、損も得もなく、とにかくやっちゃう。

はんぱなエンタテイメントにはない、偏ってはいるけれどまっすぐな趣味嗜好がこっちの足を止めさせ、

耳を釘付けにするのです。


smasllmercy


ヤンママボーカル(パンフレットより)のR&B,「Small Mercy」。

dimples


秋田からのブルースバンド、「Dimples」。


frustration


渋く全体をまとめるギタープレーがカッコよかったBluesy Country(?)の「Frustration」。


frustration_obachan

Frustrationに手拍子を送るばんつぁん(おばあちゃん)。

写真から察せられるとおり、俺はもはや座っています。

ここに紹介したバンドを次々に立ちっぱなしで見てたから、もうとっくにくたくたでどうしようもなかったのです。

普段はいてない革靴で来たのも間違いだったけど、ジャズフェスは楽しい分、夢中になっちゃってあっちこっち

つい歩きすぎてしまうのです。

というわけで、もう帰ります。

ふと見上げると、毎年、ジャズフェスの開催日を垂れ幕で我々に知らせてくれたファッションビル「141」が。

8月で閉店したのに今年も垂れ幕を下げててくれました。

もうすぐ隣りの三越に統合されます。


141


俺の疲労とはまったく無関係に、ジャズフェスはまだまだたけなわです。


rumblinmaeda


帰り際の一番町アーケード、mixi動画で紹介した「Rumblin’前田」!

受けてました。地味でまじめなのに、ノセるのがうまい!


↓動画もどうぞ。


shamisen


三味線とキーボードの人たち。

和系の人たちもけっこう参加してます。琴のアンサンブルとか。


ちなみに、13日、風ズがやっていたのは「スーさんとドライブ」や「ほでなすブルースバンド」がやっていたのと

同じ、すぐそばの崖の下を広瀬川が流れる、西公園のステージでした。


tom


kokagekara


いやあ、今年もぐったりするほど楽しかった。

よかったよかった。


p.s. 風ズの佐々木ショーイチが月一のペースで東京・渋谷アピア

   http://www.apia-net.com/schedule/2008/H08-10.html で、

   Acoustic Liveをやってるそうです。

   東京近辺の方はぜひ!一度見に行ってやってください。

   次回は10月1日(水)、午後6時50分からです。どうぞよろしく!