NHK BS2でルー・リードが「Tell It To Your Heart」という歌を歌っていた。
ルー・リードはボブ・ディランと同じぐらい、ある意味ではボブ以上に、ああ英語がしっかりわかったらなあ、と思わせられる歌手だ。
「Tell It To Your Heart」を歌っているルー・リードもやっぱり、ああ英語がわかったらなあと思わせられてしまう、いつも通りのルー・リードだった.。
すばらしいルー・リード。
その番組で一番見入ってしまったのはボブ・ゲルドフだった。
ピアノ一台の演奏をバックに「I Don't Like Mondays」を歌っていた。
バンドにオーケストラを加えた形で発表されて大ヒットした歌だったのに、ピアノ一台でも同じぐらいの魅力的に歌いきったボブ・ゲルドフ。
やはりただ者ではなかったのだ。
一番かわいかったのはエリック・クラプトンのうしろで弾きまくっていたジェフ・ベックだった。
永遠のギター小僧!
Charもこの称号はジェフにということで納得するんじゃないかな。
中音域の弾きまくりに関してはすごいものがあった。
Pete Townshendもアコギ一本で2曲、歌った。
「Pinball Wizard」と「Won't Get Fooled Again」。
アコースティックなのにエレキギターとほとんど同じ弾き方で、きれいなカッティング。
とげとげしい、生々しい貫禄が漂うPete Townshend、大好きだ。
最後に出てきたのはMorrisseyだった。
「We Hate It When Our Friends Become Successful」というとても長いタイトルのけっこう短い歌だったけれど、
当時なぜあれほどまでに支持されたか、しっかりわからせてくれる歌だった。
さわやかにしてシニカル。
潔いほど簡潔。