発売日は18日(火)だったのだが、きのう20日やっと買えた。
「ビジュアル日本の合戦-42-奥州藤原氏と衣川の合戦」web
一月ぐらい前にこのシリーズの存在を偶然、ラーメン屋(河原町「いずみ」)で読んでいた雑誌の広告ページで知り、なんとその回のテーマが「源義家と前九年・後三年の役」web。
さっそく通りがかりの本屋へ入ったらこともなげにちゃんと売っていたので、別に何も考えずに今度は近所(と言ってもウォーキングで20分)のTsutayaへそそくさと出向いていったら、
あれ、売ってない。
まあ、Tsutayaだからな、あしたはもっとちゃんとした本屋に行こう、と思い、翌日、中野栄駅のすぐそばのブックスなにわというちょいと大きめのビデオレンタルなどしていない本屋が本業の本屋に行ったら「日本の100人」とか「日本の城」とかいうのは売ってるんだが、「合戦」は売ってない。
どうやら、と俺は気づかされることとなった。
前回「前九年・後三年」を買いに入った、あの本屋が実は、なかなかどうしてデキル本屋らしいのである。
そういやその本屋は広さにして普通の家で言ったら八畳ぐらい、そんな店舗なのである。
そのくせ宮城県庁のウラあたりというとんでもない場所でしっかり商売を成り立たせているらしいのである。
これはただものではない。
なんつー本屋だか、覚えてない。
覚えようともしなかった。
が、う~ん、なかなか頼りになりそうなお店(おたな)だ。
さて、肝心の本の内容なんだが、これがハッキリ言ってたいしたこたない。
何一つ目新しいことなど書いてない。
がしかし、ビジュアル、なのである。
ひとつの合戦に関する人物・場所・歴史的背景等々についての写真写真写真の大集合なのだ。
そしてきわめつけは、
「合戦俯瞰図」。
現代となってはもはや見る術もない当時のあの場所、その場所がイラストで復元されているのだ。
義家の号の時はなんと、「多賀城」を北東の空から見下ろした形で、
そして今回は、さあ聞いてすぐに本屋に走ろう。
「百年の栄華を誇った奥州藤原氏と稀代の英雄・義経の終焉の地」
そう、かの地、平泉の町並みがしっかりA3強の見開きサイズに再現されているのだ。
もうこれを見て俺は思ったね。
こ、この町で……
藤原泰衡に生まれたかった!
もう腹の底から、実に切実に。