15日に見つけた道から蒲生海岸へ侵入していった。奥にしっかりアスファルト敷きの駐車場などがあり、サーファー達の車が10台ほど停まっていた。一番奥に自転車を停め、河口沿いの狭い護岸をとぼとぼ、200mほどで砂浜へ。あんがい歩く。
しかしてこの地域に住み着いて約10年、長いこと行き方不明、未踏の地であった海岸へやっと出たんだが汚ねえ汚ねえ、そこらじゅうにゴミが散乱している。ああ、すぐに深くなっていそうな浜だなあ、などと思いつつ腰を下ろして周囲を見やれば、座った左側10mあたりには車のバンパー……。
浜としちゃあ、新浜のほうがよっぽど和む。蒲生はやはり干潟方面だね。風情というものが多少なりとも存在している。
サーファーが遊び、サーファーが汚し、サーファーだけが和める深い碧がなにやら禍々しい、そんな蒲生海岸だった。