横浜・佐々木、仙台で最後のマウンド | 愛と平和の弾薬庫

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心に弾丸を。腹の底に地雷原を。
目には笑みを。
刺激より愛を。
平穏より平和を。
音源⇨ https://eggs.mu/artist/roughblue

 ど真ん中に近いストレートが130キロ台。振ったら難なく芯に当たって軽々スタンドに飛んで行きそう。そんな佐々木の球を目の当たりにして、清原は涙をこらえ切れなかったんだろう。
 ボロボロになって去っていくライバル……。マウンドとバッターボックスを行き来したあの4球には、佐々木と清原以外の人間には量り知りようもない何かがぎっしり詰め込まれていたように見えた。
 そんな対決をスタンドで見てきた友人がいた。横浜をずっと応援しているその人は、その瞬間フラッシュバックのように様々な場面を思い出したという。そんな思いを読ませてもらって思ったのは、そんな気持ち、巨人ファンだった去年までの俺だったらちっとも理解できなかっただろうということ。楽天イーグルスは野球を見る楽しみを実に事細かに教えてくれている。
 こないだこの日記に「仙台人はすべて楽天ファンになるべきだ」って書いた日があったけれど、巨人ファンが多かった仙台人に向けて書いたひとことなのです。

 「どんなえげつないことをやっても勝ちゃあいいんだ」

 「優勝できないチームなんて見てても意味がない」

 巨人ファンにはそんな野球ファンが多いと思うから。

 弱いチームは野球の本当に面白い部分を教えてくれる。だからみんな!野球を本当に楽しみたかったら楽天ファンになってみようよ!そんな感じ。で、ロッテや阪神や横浜のファンを除くって書いたけれど、巨人以外のファンはみんな除いてもいいんだよね。あんなえげつない球団は巨人以外にはないから。
 でも、だったら今年の巨人ならいいじゃないの?とか言われそうだけど、でもねえ、シーズンのこんな時期からもうすでに「谷」だの「豊田」だの言い始めてるんだもの……。楽天イーグルスのファン、とっても楽しいですよ。