前回、闘技場のすゝめを書いてから13年・・・
<詳細はこちら>
それはさておいて、より効率的に闘技場を通うためにはどうすべきか、改善点はないかと常に考えています。
以前はエンペラーマインド設定して闘技通う機会がほとんどなかったため、エンペの負の部分の印象が強く残り、半ば盲目的に召喚獣の方が闘技場に通いやすいと信じていました。
ですが最近はエンペラーマインドを設定して闘技場に通うことが多くなり、果たして本当に召喚獣の方が通いやすいのか肌感覚で分かるようになってきたので、今回はそれを定量化し、文章化します。
まずは忙しい人向けにまとめから。
<まとめ>
- 召喚獣が有利になる場面は限られており、エンペラーマインドの方が闘技場に通いやすい場面が多い
- 闘技場に超高精神がいる場合には、気軽に技なし設定に変更できるので臨機応変に対応して円滑に闘技場に通える
メリット | デメリット | |
---|---|---|
召喚獣 | ・低速さ・高知力の際に発動率60%を活かした勝率安定性 ・MP151から技発動 | ・チャンプが高精神の際には、ダメージが入りにくい ・気軽に"通常攻撃"に戻せない |
エンペラー マインド | ・予ダメージ期待値が召喚獣より高い ・チャンプが高精神でも技ダメージが入りやすい ・チャンプが超高精神の場合は気軽に"通常攻撃"にセットできる | ・MP250から技発動(Lv1時点でMPが少ない場合は技発動までのレベル上げ期間が長い) ・技の発動率が低いため、hit後半で技が発動するとダメージ期待値が低い(安定性に欠ける場面あり) |
<考察>
闘技場のダメージ計算式は以下のようになっています。
【攻撃力】
攻撃力 = ( 力 + 武器威力 )
【防御力】
防御力 = ( 生命 + 防具威力 ) ÷ 3
【技ダメージ】
技ダメージ = rand(技威力) + 知力 - 敵精神
【1hitあたりのダメージ】
ダメージ = rand(攻撃力) + 技ダメージ - 敵防御力
今回は技ダメ以外の条件が同じなので、召喚獣とエンペで差が出てくるのはrand(技威力)の部分だけです。技の威力が乱数として乗っかるので平均的には威力の半分が召喚獣とエンペの差になります。
加えて、闘技場では一度技が発動するとそれ以降のhitも技ダメージがゼロリセットされず残り続けるという仕様があるので一発目の技がいつ発動するかというのも重要です。
これらを踏まえて、召喚獣とエンペのダメージ期待値を定量的に比較してみました。
以下のデータは、4hitでこちらの知力と相手の精神の差が200あった場合です(※この時だいたい召喚獣とエンペの期待値が同じになる)。
こちら知力-相手精神=200差 | |||||
<召喚獣> | <エンペラーマインド> | ||||
技発動 タイミング | 確率 | ダメージ 期待値 | 技発動 タイミング | 確率 | ダメージ 期待値 |
1hit目 | 60% | 1400 | 1hit目 | 40% | 1798 |
2hit目 | 24% | 1050 | 2hit目 | 24% | 1349 |
3hit目 | 10% | 700 | 3hit目 | 14% | 899 |
4hit目 | 4% | 350 | 4hit目 | 9% | 450 |
平均 | 1159 | 平均 | 1172 |
表の見方ですが、例えば1hit目で召喚獣を引く確率は60%です。
それ以降は技ダメージが残るのでダメージ期待値は、
{150(技威力の半分)+200(知力・精神差)}×4hit分(1hit目~4hit目まで技ダメージあり)=1400
となります。
1hit目で技を引かず2hit目で召喚獣を引く確率は、1hit目に発動しない×2hit目に発動するなので、0.4×0.6=24%
ダメージ期待値は
{150(威力の半分)+200(知力・精神差)}×3hit分(2hit目~4hit目)=1050
というように読みます。