三田落語会を主宰する友人からの招待で・・・・
久方ぶりに生徒さん達と新橋の内幸町ホールへ・・・・
この日だけ、雨・・・・風・そして・・・寒かったのです。
3か所からの集合は高島屋の正面入り口。
楽しくウキウキでしたけれど、
本当に楽しんでくれるのか・・・私は内心、チョット心配でした。
「私・・・眠くなるかも・・・」などと云う方も居て・・・
本当にハラハラでした。
独演会なので、前座の次は即真打です。
まず高座に現われた正蔵師匠の面立ちの変わりように驚きました。
苦労されたのでしょ。
私のイメージはこんな感じでしたが・・・
私の覚えている頬の丸い印象とはまるで違いました。
語りは暖かく人情噺がとても良かったです。
それと、我が生徒さんの聴き上手は、自慢したいくらいでした。
客席での華やか?な、笑い声と拍手。
朗読は、聴く力と理解力を育てるのでしょう。
たしかに、正蔵師匠は狂気という点では薄いかもしれないけれど、
芸風の暖かさ優しさは絶品だと思います。
当日終演後の張り出しです。
落語は当日のモロモロを見て感じて作品を決めるのです、
皆、大いに笑い、学んで帰りました。
眠いなんて誰もいいませんでした。
前座さんの「平林」は・・皆さん知っている噺のようでした。
「たいらばやしか、ひらりんか。イチ ハチ ジュウのモックモク、
一つの八つの十きっき・・・・」
わたしも子供の頃にどこかで聞きました。
帰ってから、メールやラインそして電話が届きました。
「良い時間をありがとう・・・」と感謝されました。
楽しかった・勉強になりました・・・とも。
私は「芸が暖かい」と思いました。
上手いというのでは無いかもしれないけれど、
そして「優しい」・・・と感じました
翌日、三田落語会の主催者に報告したら・・・・
「正蔵さんに言っとくよ・・・」と、嬉しそうでした。
一朝さんや喬太郎さんが、一生懸命教えているそうで、
先輩が一生懸命に教えている噺家だそうでした。
「上手い」と、「暖かい」は、距離があるのでしょうか・・・
父親の林家三平さんとの芸風の違い、弟の三平さんへの御苦労・・・
丸々としていた頬のそげてしまった・・・正蔵師匠の高座を、
又いつか見に行きたいです。
それから水曜日のトークの生徒さんから、
ラナンキュラスの花を頂きました。
朗読の先生になりたての、貧しい時代に買えなかったので、
春になるたびに鉢植えを買っている話をしたのかな・・・・
夕日の中でシバシ眺めました。
矢車草が、もう蕾を持っています・・・
速すぎる!と嘆いていますが・・・・
ツイーと伸びているのです。
そして今朝!草津の「ラインの生徒さん」から嬉しい連絡です。
あちらはまだ春には遠く、
木村祐一作の「風切る翼」を草津の集会場で読んだところ、
「大変喜ばれた・・・」と弾んだ声で連絡が入りました。
もう20年以上の生徒さんです。
横浜の「土曜会」と「のぞみの会」を経て、草津に根付きました。
私が客席に居ないからのびのび読めたそうです。
あちこちから、お声がかかったとか・・・・
おめでとうございます💛
皆さんに喜んでいただける作品を探す張り合いが出来ました。
北国の春を待つ作品を・・・急ぎ探しましょう。
私の周りには、
つらいことも無くは無いけれど、
生徒さんから楽しいさを分けてもらっています。
そして、楽しいことは心を奮い立たせてくれます。
春近し…だってワクワクすることです。