「えっちゃん小澤征爾さんが亡くなったよ!」と。
丁度、追悼番組を見ていたので、恥をかかずに済みました。
「僕が25歳の頃、小澤征爾さんの【僕の音楽武者修行】を読みなさい」と言ったとか・・・・
大昔、そんなコト偉そうに・・・言ったのかな・・・
すっかり忘れていましたけれど、
いつか朗読の会で読もうと、抜粋を、コピーはしてありました。
今朝の朝日新聞は、心のこもった報道でした。
胸にせまる記事でした。
お元気なころ、海岸どうりにある県民ホールを、
何人かの方と、
白いTシャツ姿で、スーパーの袋を下げ和やかに歩くお姿を拝見しました。
1950年の後半、ヨーロッパへ、単身、スクーターで乗り込んで、
いろいろな・・・
指揮者コンクールでトップをとられたのですが、
その頃の生き生きとした、率直な姿がその本には描かれています。
ステンドグラスの先生となんにんかで、
松本旅行をしたとき、
斉藤記念オーケストラが名前を変えて、町なかに貼ってありました。
2019年8月に松本の街で写したものです。
斉藤記念オーケストラのコンサートには一度もうかがえなかったけれど、
私達の誇りだった芸術家が去りました。
クラシック音楽をその身体で、鬼気迫る目力で伝えて下さった方が。
忘れられないエピソードがあります。
息子さんの俳優、小沢征悦さんの沖縄ロケ中、心配のあまり、
ご夫妻で隠れて見守っておられたとか。
物陰に隠れてるおつもりで、撮影のばしょ、場所でお二人が動かれるのです。
シカシ、とんでもなく目立っていたそうです。
ご本人は隠れているおつもりながら、
ご自身が小澤征爾ご夫妻であることをお忘れだったようで・・・
私はこのエピソードが大好きです。
世界の偉大なマエストロも、お一人の父親であったのですね。
偉大な、遠いい方にもかかわらず・・・訃報には涙があふれました。
どうぞ安らかにお眠りください。