東京都 Yさま(経験)
私の旦那はイラン人。結婚して子供を産んだ時に、旦那のお母さんが子供を見たいとそれでイランへ行くことになった。イランはイスラム教の国。身なりには気をつけなければならない、と聞いていたあれは8月の、すごく暑い日。息子が8ヶ月の時だった。飛行機がイランに着く少し前に服装についてアナウンスがあった。そうだ、気をつけないと。そう思い、ストールを被って準備をした。入国審査のゲートで並んでいると視線を感じる。他の人がジロジロ見る。ああ、自分が外国人だからか、と思い、気にとめなかった。すると、二人の担当者がこちらに向かって歩いてくるえっ、何?そして私たちに話しかけてきたえっ?えっ?私はろう者であり、外国人。旦那が耳が聞こえないことを伝えて担当者の機嫌を損なわないようにして説明を聞いていたすると旦那、あちゃー、やっちまった、と。何?なんなのよ?と話を聞くと、首から下の服装が問題、とのこと。イランでは、肌を見せてはいけない女性らしさが出る服装はいけないすっかり忘れていた!あまりにも暑くて、頭のストールのことしか考えてなかった!服装に気をつけないといけないと知っていたのに血の気が引く思いだったどうする…どうするのよ…パニック寸前。イランでは、服装の法律があって違反すると逮捕されるのだから。色々な思いをめぐらせているうちにスーツケースの中に長袖の服が2枚あることを思い出し、長袖の服を来て、もう一枚は腰に巻く。それでなんとかならないか担当者にお願いした。お願いというよりもはや請願。しばらくやり取りしたのち、担当者からOKが出た。ものすごくほっとした。感謝の気持ちを伝え、早足でゲートを抜け、スーツケースが回ってくるのを待っていたはやる気持ちを抑えるかのようにやっとスーツケースが回ってきて、長袖の服装を取り出し、身につけたものすごく安堵した。これで、ことのなきを得たのだった。。。もう…もう二度と、あんな思いはしたくない!!!今思い出してもヒヤッとする。本当に怖い思いをしました。。。(元となったもの…手話の動画)