グレタさんへの小泉環境大臣の批判
 
 今日のニュースに、スエーデン環境活動家グレダさんについて、小泉環境大臣が「「大人たちに対する糾弾に終わってしまっては、私はそれも、未来はないと思っている。温暖化対策は全世代を巻き込んだ、持続的な取り組みが大切だ」と批判したという報道があった。彼女は対策を述べているのではない。若者の未来に対する恐怖への叫びだ。COP21でCO2削減で何の具体的な目標も対策も示せず、世界中から白い目で見られているという自覚が本人にあるんだろうか。評論家みたいなことをしゃべってないで、それなら自分の具体的な考えと対策を示してほしい。そしてグレダさんをはじめ、世界の若者の不安を解消してほしい。それが政治家としてのあなたたちのやるべきことではないのか!
 トランプ大統領は何と言った? 「彼女は明るくて素晴らしい未来を見つめるとても幸せな少女のようだ。アンガーマネジメント(怒りの制御)の問題に取り組むべきだ」と皮肉と批判。
 プーチン大統領は、「グレタさんに現代世界は込み入っていて複雑なことを話してやる人が誰もいない。アフリカやアジア諸国の人々はスウェーデンのように豊かになりたいと望むが、太陽光発電で行うのか。途上国がそうした技術を利用するのは難しい」と批判した。
 地球温暖化対策に消極的なブラジルの右翼ボルソナロ大統領は、「ピラリャ(ポルトガル語で『ガキ』の意)」と批判した。
 
 「将来氷山が溶けて海面が1m高くなると、なくなる国がある」などという話はずいぶん昔からあった。そういう科学の予測と真剣に向き合ってこなかったのは政治家だ。これらの世界トップの政治家のコメントをみても、環境破壊を止めるのは絶望的な気がするのはわたしだけだけだろうか!?