政治家って好きですか?
 
 「政治家って好きですか?」「あなたが信頼できる、尊敬できる政治家はいる?」 
 いきなりこんな唐突な質問で悪いけど、私自身がどうも政治家に信頼感が持てないんだよね。これまで書いてきたように時代の新しい波に地球全体が押し流されようとして若者がアップアップしている時に、お友達と花見の会を開いていてはしゃいでいるんだよ。それだってニュースで聞く限り、選挙運動だよ。ほとんどが二世、三世の議員だからね。名前と地盤を受け継いで、何の努力も苦労もいらず?、議員になっちゃってるわけだ。総理大臣までなれるんだよ。しかも4選も目指しているっていうニュースもあった。
 それと同じようなのがタレント議員。スポーツや芸能界で人気があったというだけで、選挙では大量の得票数を獲得する。そのおかげで、その党は比例区での当選者を確保できるわけだ。だから神輿を担ぐ。
 どちらも「志」や「ビジョン」が見えないんだよ。「おじいさんの悲願だった『憲法改正』を成し遂げる」って言ってるけど、それって違うんじゃないのか。おじいさんって何年前の話だ。世界情勢が激変している状況でそんな昔話を引きずったリーダーで日本は大丈夫なんだろうか。某国のたった一発の水爆で日本はほぼ吹き飛んでしまうのではないの? 正確なところは何も知らないんだけど、要するにそんな志で日本の政治を動かしてもらっては困る。景気回復しか頭にないようだけど、もっと考えなければならないことが山ほどある。問題が起きれば、すぐ専門家へ諮問して助言を受けるのはいいとしても、それら全体を統率して国民に将来のビジョンを示すのが政治家の仕事ではないの? 国民と一緒に悩んでいるだけで、自らは語れないような政治家はいらない。
 どうしてもこういう展開になってしまうんだよね。「じゃあ政治家が悪い」という話になるのかと言えば、そうではないことは分かるね。そう、そういう政治家を選んでいるのはわたしたち国民だ。選挙でね。何でそうなるの? そこが問題だ。次は選挙の話をしよう。