グレタさんの訴え・・・世界一斉マーチに
 スエーデンの16歳の環境活動家グレタさんの気候危機の訴えに触発された世界の若者が29日、一斉にデモをして環境への取組みを訴えた。
 これまでは各国の若者が単発的に抗議行動を起こしていたが、各国の若者によって「Fridays For Future」(未来のための金曜日)が発足。世界中で連帯して統一行動をとったのだ。日本でもフェイスブックやSNSを通してあちこちでF・F・Fが立ち上がり、この日も24カ所以上で世界一斉気候マーチに参加した。欧米を中心に世界では400万人の若者が行動したらしい。それに比べれば、前回のグレタさんの国連本部で演説の時と同じで、日本の若者の盛り上がりはまだまだだ。外国人やお年寄りの参加が多かったらしい。
 しかし、行動で訴えたことは大いに評価できる。「考え・話し合い・行動する」この流れが大切なのだ。新聞にも大きく取りあげられた。世界では金曜日ごとに行動をおこしているF・F・Fもたくさんあるだろう。そう、あとは継続することが大事だ。
 F・F・F京都を立ち上げた京都大学大学院の塚本悠平さんは、「この運動のコアは気候変動の影響を最も受ける若い世代だ。だからこそ、若い人にもっと参加してもらいたい」と訴えている。
 さあ、次の世界一斉マーチはいつあるのか。君の街にF・F・Fは立ち上がっているのか。SNSで情報を得てみよう。そして、「死にたくない!」「若者の未来を奪わないで」とかいうプラカードでも作って不安や怒りをぶちまけてきてほしい。
 グレタさんはCOP25の国際会議に参加するため、大西洋をヨットでポルトガルに移動中。前回もそうだったが、二酸化炭素排出の多い飛行機には乗らないということだ。すごいね!