中学生・高校生の君たちへ お節介で心配性な年寄りから

A・I は大量の役立たず階級を生む？！と言う人がいる

　A・I の発達によって多くの仕事がなくなるだろうことは想像がつくよね。すぐ思い浮かぶのは車の運転手だ。タクシーや貨物輸送のトラックも自動運転になる。電車だって飛行機だって。宅配便もドローンに取って代わるらしい。学校で教えるのも先生よりコンピュータの方が一人一人に対応できて上手で飽きさせない。弁護士や医者などの専門職もA・Iにはかなわない。家で自分の症状を入力すれば即座に「○○科で△△の検査を受けなさい」という指示が出る。その検査の結果から次の指示が出る。手術だってロボットの技術の方が早くて間違いがない。もちろんただの会社員なんていらない。大きな会社の事務も営業もわずかの人数でコンピュータで処理できる。他の仕事だって推して知るべし。結果、すべて役立たず階級となる。
　自分の進路を決めなければならない君たちにとっては特に重大だ。一番はA・I に使われる側ではなくてA・I を使う側になることだ。横浜市大にはデータサイエンス学部が創設され、すごい人気だそうだ。言えることは、たとえ文学部であろうとこれからの世の中、PC には精通していなければ話にならない。また、日に日に進歩するテクノロジーに対応できる能力を持つこと。それは多くの情報を得て、この先の変化を正しく読み取り、自己変革できる力だ。そのためには語学力(英語)・読解力が重要だ。
　いや、こんないい加減なことを言っていいのか。でも、だれも何も言わないからね。言わないのではなく、言えないのだ。私たちがまだ経験したことのない世の中がやってくることだけは確かだ。