口蹄疫 特措法 | 優金属

口蹄疫 特措法

ワクチン接種は3日で98%以上進みました
これは全て殺処分に同意した人達ですが、主に保障の事を口にしていた大規模農家さんが先に説得に応じ同意した為このような数字の運びになりました
残りは飼っているのが1~5頭くらいの小規模農家さんがほとんどでした

そしてその残り2%の人達を指してなのか宮崎人は頑固だとか金でごねている的な発言や報道がありました

中にはお互い80才を越えた老夫婦で既に現役を終えた牛を1頭だけ飼っている、いや長年連れ添っている、そんな家庭があります
お子さんもいなくその牛がまさに子供同然だそうです
なんとか見逃してくれんかと泣いて頼まれるそうです

感情論で感染は止められませんし、どんなに可哀想でも殺処分を遂行しないといけないのは分かります
それでも中央で文句言ってる人達には是非こういう現場の農家さんの悲しみを一人一人聞いて欲しかったです


また説得に回る方も地区によってはワクチン接種を受け入れた農家さんだったりします
その方達は国の回し者、裏切り者と後ろ指指されながら日本の畜産の為必死に説得に回っています
ある方はもうこの地区で再開するのは無理だろうと言っていました


同意無しに殺処分を命ずる事が出来る特措法

これを通すなら農家さんの恨み辛みを全て国が被る覚悟で4月の時点で通して欲しかったです
現場の部会からは4月の時点で発生農場から3km以内の予防的殺処分の提案もあったのに財産権の観点から難しいと言っていた
その口で感染が広がりワクチン淘汰が決まった今殺せ殺せと言う
財産権はどうしたのか…

被害が広がるのを待っていたとしか思えないのです