彼は名医友人に誘われて、ある施設のお祭りにボランティアとして参加した。心に少し障害を持つ利用者さんと一日とりとめない話をしてフラを見たりお茶を飲んだり時々のぞきこんでくる真っ直ぐな目をのぞき返しているだけで傷ついた心が癒されていくのを感じた。彼はただ側に居ただけ。私の固く閉ざした何かが開いてこんな夜に涙が出てくるのだろうか。泣けなくなっていた私の肩に優しく手を置くようにただ側に居た彼は名医。