まだ頑張れると思ってた。
特養は今までの仕事人生で、群を抜いたヘビーさだったけど、我慢できない範囲ではなかった。

と思ってた。

ちょうど一年過ぎた3月頃からダルさがきて、動悸もずっと止まらない。
1日くらいの休みでは元気になれなくなっていた。

朝からぐったりした日が続き、 友人たちは私の顔を見て声をあげた。
生気がまったく無い、やつれきった顔をしていたらしい。

そして4月、突然動けなくなる。のんきな私は、ストレスを甘くみていた。

一年前から食事量は倍に増えているのに、半年で8キロ近く体重が落ち、食べないとさらに痩せていく。恐くて夜中もお菓子など半端なく食べていた。
肉体疲労も限界だったようだ。

我慢の限度を超えたら、人は何も考えなくなる。
辞めたいと上司に伝えると、取り囲まれ、とりあえず休めと言い含められ、しばらく自宅で療養することになった。

病院では心電図をとり、ちょっと精密な血液検査をした。結果が出るのは一週間後だ。朝鮮人参の漢方薬をもらい、ほっとした。

とにかくこれで休める。

次の日、同僚から電話があった。
私が辞めると言った次の日、彼女は情緒不安定になり心療内科に行き、今朝辞表を持って行ったという。

介護の仕事が大好きで、若いが7年のキャリアがあった。人付き合いもうまく、心が病んでいるとは誰も思わなかっただろう。

闇を抱えていることには気づいていた。彼女は私の前でだけ、素の自分をみせていたから。


ふりかえると心について、困難なことに直面した一年だったと思う。

平気で人の心を壊す人というのは、狡猾さと無神経と割りきりの強さを持っている。

潰されないためには、近寄らないことだと思うけれど、なぜか強烈な人とペアを組まされるのが私の宿命のようだ。


お局パート職員から電話をいただいた。
職場で一番心が強いのは私だと見抜いているんだそうだ。早く仕事に出て来て、か弱い自分の心を救ってくれと電話のむこうで叫んでいる。
何を言ってるんですか。誰のいうこともきかない烈女のくせにー・・・でも嬉しかったよ。ありがとうございます。


みんな大丈夫ですか?

私は疲れきって臥せっているんだよ。


いつからか、私は怒りを感じない人間になっていることに気づいた。何があっても、どんな理不尽にも怒らなくなっている。

しかし、悲しみは感じる。
心が弛緩してるわけじゃないから。
怒りを感じないかわりに、とても冷静に人が見える。


私は退職をします。ここは私には合わないから。

この職場は割りきらないとやっていけないとこでしょ。
私は割りきって仕事できるタイプじゃないんだよ。
でも、みんなも無理矢理割りきってるのわかるから、何とか変えていけたらいいと考えたし、時間かけたらやれなくもないと思うことあったけど。
何より利用者さんのためにね。


でもその前に体が悲鳴あげた。続けたら入院が見えちゃった。

マッサージに行くと、凝りじゃなく、深部からの張りだから、揉んだって治らないと言われて、我慢し過ぎたと気がついた。

前にも同じようなことがあり、入院と療養で2ヶ月かかったの思い出した。

そして血液検査の結果が肝機能障害。
やっぱり、あの時とおなじだ。
ぐったりなわけだよ。


一年の修行みたいなものだったと思うし、なぜか先はとても明るいと感じる。

しっかり休んだら、また前を向いていきましょう。

誰かが私を待ってるはずだからね。

どーもお世話になりました。
一年、ありがとうございました。