ブログタイトルに不思議と銘打ったからには、少しは不思議なことを書きたいと思う。


ある科学者を囲んでのパーティーに呼ばれたときのこと。

画期的な発明をしているらしい、頭がテカテカ光ったアラフォー科学者に、パーティーの終わるころスカウトされた。

満面の笑みで100%爽やかに、「私のところで働いてくれたまえ。」と。

ご馳走をぱくついてただけの私に、なぜ声をかけたのかわからないが、面白そうなので面接を受けに行くことにした。


指定された面接場所は、眺望の素晴らしい有名なステーキのお店。シャブリかなんかの高級ワインと、200グラムのやわらかなステーキをおかわりしながらの面談。

「お給料はいくら欲しいですか?欲しい額を言ってね。」だの、

「軽自動車に乗ってるの?車は中古だけど、そのうちベンツ買ってあげるから廃車にしなさいよ。」だの。

とにかく、うさんくさい話だが面白い。

科学者の横には、やけに色っぽい奥様風の熟女の秘書兼運転手(愛人にしか見えなかったし、事実愛人だった)がすましてワインを飲んでいる。

まだ会社を設立する準備段階なので、独自のカンでスタッフを集めているといい、しばらくは自分の住むマンションに出勤して、高校の科学の知識くらいはほしいから、もう一人スカウトした男の子と科学の勉強をしてればいいからと言う。


当時私は、S協の社長に、(これもなぜか列車の中で隣に座ったおじさん達と中国談義に花が咲き)面白い娘だとスカウトされ、バイトから社員になる予定だった。しかし共産党員の集まりみたいな独特の雰囲気に閉塞感を感じていて、あっさりと科学の勉強に乗り換えたのだった。


「たとえ詐欺師のペテンだとしても、面白すぎて断れっこないー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:。」 


私は、怖いもの知らずでイケイケな性格だったようだ。

小説にもならない、苦しくも不思議な毎日が待っていることも知らずに。

   


つづく・・・