三の丸日記

 東京国立博物館で開催中の長谷川等伯展に行ってきました。
 私が等伯を意識したのはたぶん10年ぐらい前かなあ、詳細は覚えていないのですがなぜか京都で一人で時間があまってどこか行こうとしてこれまたなぜか智積院に行き、何の前知識もなく国宝「楓図」をみたときです。
 なぜか打ちのめされるほどの衝撃を受けました。この魅力を言葉で語ることはもちろん私の分を超えることではありますが一つにはディテールの力ではないかと。今回の展覧会では10年ぶりにの楓図に再開するとともに空前絶後の数の等伯の作品が一堂に会しており、特に初期の絵画からは今更ながらそのうまさを感じこれを裏付けられ多様な気がします。

 また同時に圧倒的な才能を感じさせるとは言っても所詮は田舎の職人的絵師から京にのぼり室町、戦国、信長、秀吉、徳川と激動を生き抜くことにより強烈な意志をもったいわば芸術家となっていく過程が生き生きと感じられます。
 そしてそれらの果てに到達した「松林図屏風」。
三の丸日記
 素直に日本美術界の最大の成果の一つだと思います。
 ただ、この作品はやっぱり静かにじっくり見たい。そのためにはこの展覧会はちょっと賑やかがすぎます。東京国立博物館自体が所有するこの作品は毎年2週間程度ですが展示され、その際はもっとずっと静かにじっくりとこの世界に浸れます。ぜひいずれの機会にお勧めです。

 と、今回は変に熱いぶんよくわからないブログになってますね、、、すいません。




先日ようやくアバター見てきました。
いやいやおもしろかった。確かにこれは見るべき。
なんだかんだいってキャメロン監督やっぱすごいわ。たいしたもんだわ。というのが素直な感想です。
3DやCGが話題になりがちな映画ですがまずは基本的に映画の王道中の王道をゆくストーリー、演出、でしょう。
それがあってこその技術。だからスタートして30分ぐらいは3Dな感じにいちいちすげーとか、反応していましたがすぐにそんなことはどうでもよくなくなって映画そのものの世界に。
だから仮に2Dで見ても十分に面白いけど、3Dならそれがさらにおもしろい、はず(2D見てないけど)

いずれにせよ、これまで「際物」だった3Dがアバター以降は通常の技術上の選択肢になるんでしょうね。
そういった意味でも映画史に残る作品。
やっぱり見とかなきゃ、ということでこれだけのヒットも当然なのだと思います。



三の丸日記

東京国立博物館で開催中の国宝土偶展、行ってきました。
休日の午後には入場規制がかかる繁盛ぶり、でもそれももっとも、素晴らしい展示でした。

三の丸日記

元々は大英博物館で開催され大成功を収めた展覧会の凱旋展。
そんなに大きな展示ではないものの土偶をはじめとする縄文文化の多様とその深い精神性が十分に実感できるラインナップ。私もそれなりに知っているつもりでいた縄文文化の洗練をあらためて実感することができました。

個人的に印象深かったのはやはり国宝の「縄文のヴィーナス」「中空土偶」「合掌土偶」、そしてやっぱり「遮光器土偶」とポスターに乗っている4体そのまんまやないけ、という4体でした。
これはあくまでも現代人たる我々の価値観で縄文人がどうだったかは不明ですが、、、やっぱり造形がうまい、美しい、精神性を感じる、などもう単純に芸術作品としての力がやはり圧倒的だ、ということです。

やっぱり日本人だったら見といて損はない展覧会だと思いますよ。