ゴスペルlive@石巻 | Love&Peace!!

ゴスペルlive@石巻

5月21日(月)

仕事が終わり、石巻の門脇の西光寺での、ゴスペルの無料ライブへ行きました。

ライブは、六時半からだったので、8時近くに着いて遅くなったけど、半分くらい聴くことができました。

石巻の門脇は、津波の直撃を受けて、今はほとんどの建物がなくて、さら地になってしまった地区です。日和山のふもとの、西光寺さんは、1メートルくらい来たのですが、建物が残り、今もお寺をやっています。

シアトルのゴスペル合唱団
「トータル・エクスペリエンス・ゴスペル・クワイヤ」
のみなさんが、無料ライブを開催しました。

主催はHands Of Love(ハンズ・オブ・ラブ)プロジェクトという団体です。

ゴスペル合唱団は、2006年10月にも西光寺でコンサートを行っていますが、わたしは今回、初めて聴きました。

黒人霊歌をワシントン州に保存することに貢献したり、女性人権問題、人種差別問題などの活動で、ゴスペルを通して平和運動に貢献しているそうです。

仏教の、仏像やお経の書かれた柱があるお寺の中で、キリスト教の神を讃える歌は、面白かったです。
住職さんは、
「キリスト教と仏教 という宗教の壁を超えて、祈りの音楽を味わってほ しい」と話されていたそうです。

途中から行ったのですが、門脇は津波で、日和山のふもとの建物以外、みんなダメになって、更地になっていました。
電灯もなにもない、真っ暗な街を行きました。建物がないから、道路も真っ暗で、よく見えません。
お寺の前の焚き火で、場所がわかりました。
駐車場はいっぱいでしたが、周りは更地なので、みんな、自由に駐車していました。

門脇は、買い物したり、お寿司を食べたり、抜け道として通ったり、よく来ていました。なにもないが、いまでも不思議な感じがします。

車を停めると、お寺から百メートルくらい離れているのですが、しっかり、ぶあついコーラスと、よく通った声が、聴こえてきました。

たくさんのお客さんがいました。

ゴスペルのスタンダードなナンバーや、オリジナルの曲が歌われました。
英語の歌詞なので、日本人が追うように通訳をしてました。
前の列には、手話をしている人がいました。アメリカの手話でした。
ライブが終わって、話す機会があり、日本の手話を少し教えました。
わたしは以前、石巻で手話を習っていました。石巻オリジナルの手話もあり、方言みたいなものでしょうか、それも、ひとつだけ教えました。

曲にあわせて、となりの人と、手を繋ぐ曲がありました。あるいは、前後の人に、ポンポンと肩を叩きましょうみたいな、お客さん同士、スキンシップみたいな歌がありました。
照れ臭いのか、嫌がる人もいました。

ハンドオブラブの2012年のテーマ曲があり、歌詞の一部に、

You're all important to me
I need you to survive

「あなたたち皆、私にとって大切な人だから、どうぞ生き抜いてください」
というのがありました。

お客さんの中には、泣いている人もいました。
わたしの隣の人も、泣いていました。
ハンカチを差し出したり、肩にふれそうになりましたが、こういうときは、慰めると、せっかく出た感情が、またひっこんじゃうので、ひとり、感情を吐き出した方がいいみたいなので、そのまま、そっとしておきました。

アンコールをたくさんして、最後は、
虹の彼方へ
を歌いました。
ピアノと、ベテランさんらしき女性シンガー二人だけです。
彼女は、ゴスペルの曲じゃないけど、と話されてから歌いました。
よく通る、伸びのある声は、石巻の空に届きそうでした。

ライブのあとは、プチ打ち上げに参加して、英語は話せないけど、いろいろ伝わったり、それなりに普通に話が通じて、国や年齢は違うけど、いつも普段、普通に話しているように、身の上話などができ、笑ったり、いろいろ盛り上がって、最後にはフレンドリーに写メまで撮っちゃいました。

津波で家を流された人も、となりで、普通に、一緒に盛り上がり、笑ったりして、楽しかったよ、って話されていたので、よかったなあと思いました。