本日は、最後の会長挨拶をさせて頂きます。
 先ずは、剣道連盟理事長 柿沼日出美様をはじめ、剣道連
盟の皆様、当クラブ名誉会員の小嶋敏夫先生、お忙しいなか
ご臨席を賜り、誠にありがとう御座います。そして、令夫人、
パートナーの皆さん、一年間メンバーをあちこちに連れまわ
し、大変申し訳なく思っているとともに、そのご理解に心よ
り感謝を申し上げたいと存じます。
 さて、現実と理想は違うといいます。私は昔、ある話を聞
いて、こんな格好いい男になりたいと思ったことがあります。
 1980年の年末、千葉県野島崎沖約2000キロの沖合、
魔の海域と呼ばれる場所で、日本の大型貨物船「尾道丸」が、
高さ20M におよぶ三角波に襲われます。船の船首が折れ
遭難の危機にあい、SOS を発信します。その時、近くを航
行していたのが尾崎船長が乗る「だんぴあ丸」でした。すぐ
さま、救助に向かいますが、荒れ狂う海では二重遭難の危険
性がありました。細かな内容は割愛いたしますが、救助に向
かって44時間後の元旦の朝、遂に尾道丸乗員29名全員を
無事に救出し、奇跡の救出劇と言われました。本来、だんぴ
あ丸は1月2日に帰港予定でしたが、救出のため4日遅れの
1月6日に帰港します。
 家族には救助に向かうため遅れるという事を一切連絡せず、
連絡したのは帰港したときに救助したから遅れたという、たっ
た一本の電話だけだったそうです。何食わぬ顔で帰宅した尾崎
船長!尾崎船長達が危険をかえりみず、奇跡と言われる救出劇
をしてきたと家族が知ったのは、報道だったそうです。尾崎船
長は、船乗りとして当然の事をしただけ!自慢一つしない!こん
な格好いい男がいるでしょうか?
 えっ!皆さん、もしかして、小川とはずいぶん違うじゃないか!
まさしく理想と現実は違うなあ~と関心しないで下さい。
 私も、この1年間、会長という大役を仰せつかり、良い経験
をさせていただいた事で、ちょっとだけ大きくになったと思って
おります。それも、何故その様になれたのかは、ここにいるメ
ンバー皆さんのおかげであると感じております。Enjoy ロータ
リーという事で、熱海まで花火を見に行ったり、冬の北海道へ
雪まつりも見に行きました。夕刻移動例会では、あちこちの店
にも行きました。ある店では、清水先生に怒られるかとヒヤヒ
ヤしながら、開会の点鐘を「かんぱぁ~い」で始めたりと、時
には羽目を外したり、やりたいようにやらせていただきました。
これも、メンバーの皆さんが温かく見守っていただいたおかげ
です。この場をお借りし、心から感謝申し上げたいと思います。
「本当に、ありがとう御座いました。」
自分なりに、締めるところは締める、楽しむところは楽しむと、
メリハリをつけたつもりです。小川年度は楽しかったと、思って
いただければ本望です。事務の井上さんにも、おんぶにだっこ
で甘えさせていただきました。本当にありがとう御座いました。
 そして、次年度会長の市川さんには、心からエールを送らせ
ていただきます。市川さんは、見た目はちょっと怖そうですが、
実は気配りの細かな方です。あまり気を遣わず、ご自分のやり
たい事だけはっきり言っていただければ、ご協力をさせていた
だくつもりです。なんと言っても、仲間ですから!
 最後に、この場をお借りし、私のサポートで色々とご苦労を
おかけした、副会長の宮川さんと、幹事の高橋さんへ、改めて
お礼をさせて頂きます。お二人から聞いた、座右の銘を形にし
たのでプレゼントさせていただきます。一年間、わがままを聞
いていただき、本当にありがとう御座いました。
 最後にもう一度、本日ご臨席いただいた皆様と、ご出席いた
だけなかったメンバーの皆様にも、ここから感謝申し上げます。
 「一年間、ありがとう御座いました。また、次年度市川会長
もお体をご自愛していただき、一年を楽しんで下さい。」
 これで、小川年度最後の会長挨拶とさせていただきます。

 

 

 

-----平成30年06月20日(水) 最高気温 21.9℃