言語コミュニケーション学部 英語コミュニケーション学科

李 健さん

 

 皆さんこんにちは。私は言語コミュニケーション学部の李 健と申します。これから、日本の学習状況についての発表をいたします。なぜこのテーマにしたかは、日本に来て、大学に入って時間割などを見てみたら、中国とまったく違うことに気づきました。たとえば、日本の入学式は4月に行われますが、中国は9月、韓国は3月に行われます。そこで、学習についても何か違うことかあるのではないかと思い調べてみたら、中国や韓国のほうが日本よりはるかに厳しいことがわかりました。これから、日本、中国、韓国の学校の学習状況の比較をしていきます。

①まず、目本の小学校、中学校、高等学校の一目のスケジュールです。日本人の友人によると、学校によりますが、小学校は午前8時半すでに登校し、平均で午後2時半まで授業があります。授業は1回45分で、放課後に手芸や料理などの趣味のクラブ活動があります次に中学校では、同じく午前8時半までに登校し、午後3時半まで授業があります。授業1回50分になり、放課後はスポーツなどの本格的が部活動があります。また、高等学校は、公立高校だったら午前8時半までに登校、午後3時半まで授業があり、一回50分です。放課後は茶道や書道、ダンス部など中学よりも多い種類の部活があり、活動しています。どの学校も基本は土曜、祝日はやっていません。次に、韓国の学校です。小学校は午前9時から、中学校は午前8時20分から、高等学校は午前7時半から8時の間からです。終わる時間はどの学校も午後4時から5時のあいだです。でも、これで帰れるというわけではありません。学校が終わっても学校に残って勉強をさせられます。また、中国では小学校は午前8時半から、中学校は午前8時から、高等学校は午前7時半からです。私の高校では午前7時20分からでした。授業が終わる時間は午後4時半でした。その後高校3年生の時には全員が残り、授業を受けたり、歴史や数学など各教科の問題集を進めた

りします。学校の食堂で夕食をとったあとは、午後6時から10時まで夜間授業です。そのときに先生に授業でわからないところを質問するというシステムでした。また、3年生は勉強に関係のないスポーツの授業は自動的にキャンセルされてしまいます。次に、日本、中国、韓国の学習状況について発表します。文部科学省が2011年に実施した「地域の習得度別の小学生、中学生の割合」では、小学4年生では韓国が2位、中国の香港が3位に対し日本は5位です。また、中学2年生では韓国が1位、香港が4位、日本は5位という結果でした。中国、韓国の学習システムのメリットは学生の学習の基礎ができる社会に出る前に自信、忍耐力がつくこと、テストの点数が他国に比べて上である、自分行きたいところがわかることです。デメリットは、自由な時間がない、勉強のし過ぎでストレスがたまる、テストのプレッシャーで自殺する人がいる、スポーツや趣味ができないため学生の視野が狭くなることです。私の経験から言うと、毎日学校、塾、家を往復し勉強するだけのロボットのようでした。このような学習方法はおかしいと思います。

これらの結果から、日本の学生は中国、韓国と比べると自由な時間があります.このことから、勉強のストレスが少なく、さらに部活やクラブかおるため人間関係や技術など、勉強だけでは学ベないことを学ぶことができます。たしかに、文部科学省の結果で中国や韓国のテストの平均点が他国より高いのはこの学習システムのおかげです。しかし、勉強のしすぎだと思います。少しでも勉強時間を減らして、学生のプレッシャーを軽減するべきです。中国、韓国の学習法に反対の立場から発表いたしました。ご静聴ありがとうございました。

 

 

 

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