はじめに、私の毎朝の日課は、ニュースをさっと読むのことで、昨日の朝もニュース記事にさっと目を通した。NY タイムズの記事を見ると、今日（土曜日に）、プーチンと会談が行われるという記事があり、期日が迫っている仕事があったので、明日に備えようと昨日の朝は、ブログの更新をしなかった。
蓋を開けてみると、イギリスの首相、テラサメイとトランプが、大統領初となる外国のリーダーとの会談をしたではないか！！
しかも、メイ首相を差し置いて、トランプファーストだった。トランプが発言した『水攻め尋問は効果的』の弁解を、記者会見でしなくてもいいだろう。
そして、もちろんだが、プーチンとの会談の記事は、消されている。本当にこの目で見たんだけど、どこにもない、、、、
考えられること。
● NYタイムズは、嘘の情報を握らされた
● ロシアとの会談の予定はあったが、情報が漏れていたことに腹を立てたトランプが、急遽、ワシントンに近い、イギリスの首相に『今から、アメリカに来い』と連絡をし、急遽、会談が決まった。
いづれにしても、トランプは、NYタイムズを、嘘のニュースメデイアにしたかったのだろう。
トランプは、『メデイアとの戦争が続いている』と発言し、ホワイトハウス最高戦略責任者の、バノン氏が『恥をかいて、屈辱を味わうといい。口を閉じていろ！しばらくは、ただ聞いていろ！』と水曜日のインタビューで答えた。
そして、『必ず引用するんだな！ここにいる奴らは、反対政党だ！！この国を理解していない。なぜトランプがアメリカの大統領になったか未だに理解していないようだな！』とバノン氏。
これがその彼の発言
なんだかなーーー。メデイアがただ聞いてるだけしかできないなら、北朝鮮と変わらなくなるな！！
さらには、昨日のお昼の２時過ぎ、すごい記事を見た。おそらく、もう日本のメデイアでも、流れているので知っている人も多いと思うが、このニュース記事を目にした時、あまりの衝撃で、飲んでいた牛乳を吐き出してしまった。
ニッキーヘイリー国連大使の発言がすごい。
これが実際の発言
『あなた方は、私たちが行う政策で変化を目の当たりにするだろう』
『私たち政権のゴールは、国連で価値を表すこと、その方法は、私たちの強さを表し、私たちの声を反映させ、同盟国（関係国）を支持すること、確認しておくが、同盟国も、アメリカに支持させる。』
『私たちの肩を持たない国は、名前を書き出して、それに従って、対応する』
つまり、アメリカに刃向かうやつは、徹底的に潰すということだろう。さらに別の言い方をすれば、国連乗っ取り宣言だ！！
まあ、このヘイリーにしても、バノンにしても攻撃的な口調だったらしい。大統領も攻撃的だが、閣僚も似たり寄ったりだ。
ところで、１２月の終わりにオバマ大統領が、イスラエル入植地避難決議案に棄権したという話のブログを書いた、
もし、詳しい情報が知りたい方、
その際、イスラエル擁護のトランプがエジプトに圧力をかけ、この議案をもみ消そうとしたが、マレーシアなどの議案の再提出とオバマ大統領が拒否権を使わなかったため、結果として、この決議案が採択された。
この時、トランプは、ツイッターで、『俺が大統領になり次第、この裁決無効にしてやるから、気を強く持て！』とイスラエルに向けてツイートしたが、まさに、それが、現実のものになろうとしている。
日本は、非常任理事国だ。しかも、あの議案に、賛成の立場を取っている。今までは、外交で密接につながっていたとしても、国連においては、アメリカに賛同しないことも多々あったが、のらりくらりやり過ごしてきた。
今回は、そうはいかない。アメリカに反対意見を言おうものなら、メモされるのだから。日本は、国連でも、アメリカの顔色を見ながら、発言しないといけない。
もちろん自国の意思に反して、常識人の行動ができなくなる。
それだけじゃない。アメリカ除く、常任事理国（英、仏、露、中）も何も言えなくなるぞ。
今までは、ロシアや中国が、アメリカに対抗していたが、ロシアも１日も早く、経済制裁を解いてほしいから、アメリカに頭が上がらないし（今日、ロシアと電話会談で、協力関係を強調）、中国もアメリカから、多額の関税をかけられたくないから、アメリカに媚びを売るだろう。
確実に、アメリカが、世界を牛耳ることになるな！もしアメリカが、大義のない戦争をしても、もう誰も止められないじゃないか。いや、弾劾する手もあるか、、、でも、過半数の国民は、アメリカフォーストに溺れているしなー！
これこそが、トランプが大統領になって、一番怖いことだ。
ちなみに、うちのトランプ教徒に、この話をしたら、『Fuck Yeah!!! アメリカファースト 』と叫んでいた。もちろんとトランプの体制を反対するアメリカ人もいるが、トランプを溺愛する人々も過半数いるので、弾劾は遠い話だなとつくづく感じる
ところで、この国連大使のニッキーヘイリーさんも、すごい過去を持っている。
サウスカロライナ州知事選に出馬した際、不倫相手と名乗る男性が二人現れ、メデイアを騒がせたのにもかかわらず、州知事に当選しているツワモノだ。
そして、もともと、彼女は、今回の大統領選では、テットクルーズを応援しており、トランプが、共和党の大統領選候補者に選ばれると、すんなり、トランプの応援に身をかわし、国連大使の座を射止めている。
枕営業でもしたのだろうか、、、、大方の見方では、サウスカロライナの副知事、ヘンリーマクスターが、トランプ支持者で、当時サウスカロライナ州知事、ヘイリーがいなくなれば、マクスターが知事昇格になるので、マクスターが裏工作したとも言われている。
まあ、それにしても、トランプは、議会よりも、いろんな州の知事達と癒着がすごいな。副大統領ペンスもインデアナ州知事だ。ビジネスマンと州知事は、ビジネスをしやすいようだな。
また、話が長くなってしまったが、もう少しお付き合いください。
最後に、昨日のトランプは、テロをする傾向のある国からの入国者を90日間禁止し、難民認定を120日間停止する大統領令にサインした。
２日前にメキシコの国境の壁作る大統領令の内容のブログを書いたが、その際、イスラム教の７国、イラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イェメンからの国民の３０日滞在のビザの発給停止と書いたが、
この情報は、極秘情報だったらしく、この情報がメディアに漏れたことも、トランプの逆鱗に触れたらしい。
この情報漏洩に、トランプの怒りが爆発したことが関係したかどうかわからないが、この７カ国に対しての入国、難民認定の停止期間が、長くなった。
そして、この大統領令直後から、もう、この７カ国の人たちは、入国できずに困っているようだ。
ボストンの研究所に向かっていたイラン人科学者や、アメリカ軍の通訳者のイラク人、オハイオ州に、向かっていたシリアの難民家族、、、、、
確かに、テロから国を守りたい気持ちもすごくわかるが、、、、
もし、この話に興味のある方、
日本の政治は、政党が変わっても、そんなに体制が変わることはないが、アメリカは、１８０度変わってしまう。良くも悪くも、すぐに、影響を受ける人々がいるのだ。
長い話にお付き合いくださり、ありがとうございました！！
今日の参照記事
バノンのメデイアに罵倒記事
http://www.nytimes.com/2017/01/26/business/media/stephen-bannon-trump-news-media.html?smid=nytcore-iphone-share&smprod=nytcore-iphone
ニッキーヘイリー大使の脅し発言記事
http://www.nytimes.com/2017/01/27/world/americas/nikki-haley-united-nations.html?smid=nytcore-iphone-share&smprod=nytcore-iphone
ニッキーヘイリーについて
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ニッキー・ヘイリー
イスラエル入植地非難決議、私のブログから
http://s.ameblo.jp/rosyyellow/entry-12233485181.html
イスラム国への大統領令でアメリカに入れない人々の記事
http://www.nytimes.com/2017/01/28/us/refugees-detained-at-us-airports-prompting-legal-challenges-to-trumps-immigration-order.html?smid=nytcore-iphone-share&smprod=nytcore-iphone