なかやざき『フランダースの負け犬』(2014.07.12マチネ・ソワレ) | MY FAVORITE THINGS

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うっかりハマった観劇の感想を中心につれづれと語ります。
最近はスタジオライフ/松本慎也さん/矢崎広くん/ミュージカル関連の感想が中心です。

〈作・演出〉

 中屋敷法仁


〈キャスト〉

 クレーゼル:浅香航大
 ヘンチュ:池田純矢
 ビューロウ:稲葉友
 ベルニウス:戸塚純貴
 ベーム:永島敬三
 クルック:平田裕一郎
 バラック:宮下雄也
 ヒュッケル:矢崎広



〈感想〉

楽しみに楽しみにしていた「なかやざき」第一回公演に行ってきましたヽ(^。^)ノ

ロビーにNマネさんがいらして、ぴろしへのプレゼントを受け取ってもらって、はずかしいやらはずかしいやら…(//・_・//)
まあ、おんおふさんのイベントでもお会いしてるしいまさらなんですが(笑)


さて、肝心の中身について。

私はとっても好きでした\(^o^)/
名作『フランダースの犬』をもとに素敵な作品に仕上がってました。
現実のキャストからうまい具合に虚構の世界へ入っていくという面白い構造でしたね。
舞台は中央が斜めのいわゆる八百屋舞台になってましたが、そうとう急な傾斜で役者陣の体力は見かけの上演時間と動作に対して相当疲れるんじゃないかと。

中屋敷さんのぴろしへのこれでもか!という愛がひたすら注がれていましたねww
ぴろし演じるヒュンケルがモテモテ(違)だったんですが、なんだか中屋敷さんや我々ぴろしファンがぴろしに注いでる愛情が舞台上で表現されてしまっているようで若干恥ずかしい気すらしてきましたw

ぴろしでいいなぁと特に思ったのが、"どんびゃくしょう!"ってとある人物を罵るんだけど、目は悲しそうだったところです。
あれはヒュンケルの彼に対する情けというか、口実を与えるための演技なんだな…とよくわかりました。
彼を前線に連れて行かず、戦死から遠ざけるために悪者になったんだろうかと解釈しました。

もう一つはラスト。
とにかく美しかった。
壮絶に美しかったと思います。
そぉっと手を彼に伸ばす姿から、ラストまでとっても綺麗。

今回の目玉は宮下雄也で間違いないと思います!
雄也すごかった!
凄かったしか出てこない!!!!
最高!
すごすぎてすごいしか言えない!!!
実はカテコの表情にグッと来てしまった!

純矢くんはいい感じに引っ掻き回してた!
彼も芸達者!
存在感が素晴らしい。

浅香くんカッコいいね!
初めて拝見しましたが、本当にカッコいい!
そうとうときめいた♡

稲葉友くんは飛龍伝以来!
白状します。
かっこよかった…!
清廉潔白な感じと優しさが素敵でした!!!

戸塚くんも初でした。
時々スパガーの松尾さんに見える瞬間がww

柿喰う客から永島さん!
永島さんのセリフを聞くと柿!って感じがしました。
中屋敷さんの作・演出に慣れていて、精鋭ぞろいとはいえ若手ばかりのカンパニーをいい具合に締めてたように見えました。


ネタバレを極力しないようにと思うとあんまり語れない…!!
また来週見られるので、楽しみです!!

あ、開演前のアナウンスがぴろしなので、開演15分くらい前には会場入りしていたほうがいいと思います!