和央ようか
安倍なつみ
菊地美香／辛源
矢崎広／渡辺大輔／松原剛志
櫻井貴之
鈴木綜馬 ほか
〈感想〉
２年ぶりの再演を見て来ました。
丁度２年前の夏に初演を観に行きまして、そこで初めて矢崎広という役者を生で見ました。
もともと知ってて舞台の映像は見てたけど、初めて生で見た記念すべき作品です。
そのぴろしが再演でもキャスティングされて、また見られるというのは非常に感慨深かったです。
ただ、当時はどちらかというとレンフィールド役の小野田龍之介くんを中心に見てた気がするので、今回は心置きなくひたすらアーサーを見て来ました！
さて、新生ぴろしアーサー。
まず、求婚ソングはヘタレ度が増したとの情報があったのですが、本当でしたw
ルーシーが「アーサー・ホルムウッドなの！」って紹介するシーンでは、相変わらずこけてましたが、なぜか体幹トレーニングのポーズww
どうしてそうなったw
と内心突っ込みつつ、とりあえず壮絶に可愛いアーサーを見せていただきました。
お歌中も、ひたすら可愛くて、白いお花を持って、僕を選んで！って感じで必死にお手手を挙げていて、可愛い(〃▽〃)と客席でひそかに悶絶してました。
ルーシーに選ばれて、ぽかんとした顔がまた可愛くて、素敵な「頼りないけど優しくていつもそばにいてくれた幼馴染」でした。
ベッドの上に座るルーシーにお休みのチューをするんですが、それが相変わらずのデコチューできゅんきゅんします
前半が幸せそうなので、後半の悲劇が辛いです(>_<)
教授からルーシーの「病気」について聞かされた時の「そんなばかな！」と取り乱すアーサーが可哀想で。
ルーシーに襲われて、教授によって「悪霊退散！」(違)された後の、ベッドわきで頭を抱えてうずくまる姿がとんでもなく可愛そうで。
ルーシーの葬儀でずっとルーシーがしていた十字架を握りしめてうつむいていたのも。
ルーシーが子供を抱いて階段を下りてきたのを見て、茫然としてフラッと一瞬後ろに下がるんだけど、そのあとはフラフラとルーシーのほうへ歩いて行ってそれが痛々しい(T-T)
ルーシーの杭打ちシーンでは、どこでアーサーが決心したのか注目していたのですが、教授から「その子を離せ、イエスの名において命ずる！」が始まって、だんだん人が増えていって、「神の御名において命ずる」の歌の最後のアーサーソロで決心した記憶があったのですが、セリフの途中から一緒に唱和してたので、意外と早くからだったんだと気づきました。
ルーシーに杭を打つ瞬間の叫びは正直、この作品の中で一番泣ける。個人的には。
ルーシーが最期にアーサーに向かって手を伸ばすけど、それを茫然と見て手を取ってやれないアーサーがこれまた本当に悲しい。
ここはヴァンパイアではなくルーシーだったと私は思ってるんですが、この手を取れなかったのはアーサーの一生の悔いになるんだろうなと勝手に妄想してます。
このシーンはアーサー最大の見せ場ですから、ファンとしては見てる方もテンションが上がるというか気合が入りますね。
その後はちょこちょこ出てきますが、個人的に好きなのは「Zu Ende」ですね。
大きな十字架を片手で持って、逆の手でルーシーの十字架をギュッと握っているのです。
歌もカッコいいし、何よりルーシーのために何としてでもドラキュラを倒す！という強い意志が感じられ、目つきが鋭くて本当に素敵なアーサーです。
「Deep In The Darkest Night」でも両手でルーシーの十字架をギュッと握りしめて、目をつぶり、祈るように額に十字架を当てる？しぐさをしていて、本当にルーシーへの深い思いが感じられました。
この曲はアーサーソロが多くて、ファンとしてはとてもうれしいですしね！
相手役のルーシーはお初な菊池美香ちゃん。
可愛いかった！
こちらも前半が天真爛漫で「どうしよう！選べないわ！」なんてかわいらしく無邪気に歌っているのを見ると、後半の変貌が悲しくて。
とにかく可愛くて、でも初演のなっちとはかなり変えていて、素敵な美香ちゃんルーシーでした。
赤ん坊を連れて霊廟に戻ってくるシーンの歌は、ずいぶんかわいらしく歌っていて、おくるみを時々ポンポンと優しく叩いていて、なんだか子供のおままごと、お母さんごっこを見ているようでした。
そこから一気にバンパイアとしての表情に変わるのが、本当にゾクっとしました。
ドラキュラで一番好きなのが、アーサーとルーシーのカップルなので、本当に素敵なカップルで見ていて楽しかったです。
この二人が、10月の『薄桜鬼』では土方歳三と雪村千鶴になるんだよね。
身長差が萌えますな。
とかついつい余計なことも考えちゃうけど、舞台見てるときはそんな余裕なしで、必死に二人を見てました。
さて、そのほかにもいろいろ思うことはあるんですが、長くなったのでとりあえずここまで。
また、土曜に見に行くので、さらに席が近づくので、大分印象が変わると思うので、追加していきたいと思います。