何故か、ものっすごく聞き分けが悪い5歳児の腕を思いっきり引っ叩くつもりで引っ張る。

5歳は、打たれることを察知して、身を縮めながら更に泣く。

私は、右腕を力一杯振り下ろし、腕全体を使って、ぶん殴った。
んもぉ!足りない!!
更にもう一発殴りかかった。

ふと、その殴りかかった腕で5歳児を引き寄せた。
何でこんなことしてるんだろう。。。
「Rちゃん、ごめん。。」
抱きすくめて、頭を撫でる。

「ごめんなぁ。。ごめんなぁ。。」
涙が溢れた。


5歳児の頭を腕に抱いて眠っていた私は目が覚めた。

夢だったーーーーー泣く
良かったーーー泣く
私は、悲しくて本当に泣いていた。

5歳児は、私の横にピッタリとくっついて、すやすやと可愛い顔をして眠っていた。
本当に、泣けてきた。

時計を見たら早朝の4時過ぎ。
夜が明け始めたところだった。
寒い。
開けていた窓を閉めて、トイレに降りる。

部屋に戻ると、5歳児は私の眠っていた場所に手を思いっきり伸ばして眠っていた。
寝ていながら、オカンを探していたのかな。。。
布団に入ると、安心したように手が顔を触ってきた。
その小さな手を握る。
また、安心したように動きが止み、すやすやと深い眠りに入っていった。

大切な、子供たちだ。

自分の子供たちのことも、もちろんそうだけど、世界中の子供たちは、やっぱり同じように大切。
子供が決して好きってわけではないけど、愛しい存在であることは、十分に分かる。

夢で良かった。
甘やかしはしないし、むしろ鬼母だけど、私は自分の子供たちを本当に愛しているんだなぁと思って、しみじみした。。。



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