今日は、時間もあってマジメ記事です。
アロマセラピーで使用する‘シダーウッド’と呼ばれるものにはいくつか種類があります。
最近精油を受注して下さったアロマコーディネーターさん(他スクール卒業生)が、プラナロム社のシダーとアトラスシダーを混同されていたので、簡単に記事にしようと思いました。
アロマセラピーに馴染みのない方には少々ややこしいかもしれませんのでスルー願います♪
左がシダーウッドアトラス(品名アトラスシダー)、右がシダーウッドバージニアン(品名シダー)です。
NARD精油辞典の一部を公開させていただきます![]()
アトラスシダーは、モロッコ原産のマツ科の植物で木部から精油を抽出しています。
甘く優しいウッディな香りです。(サンダルウッドに近い香り)
主な成分を見ると、セスキテルペン炭化水素類の強壮刺激作用、βαγ-ヒマカレンのリンパ強壮・静脈強壮作用・鬱帯除去作用、ケトン類の粘液溶解作用・脂肪溶解作用・胆汁分泌促進作用・去痰作用など期待できます。(他にも微量成分が沢山含まれているので作用もこれだけではありません)
簡単に言うと、リンパや静脈系の滞り、むくみ、静脈瘤、肥満やセルライトにお悩みの方に良いということです。
またこの甘い香りは、心を勇気づけて不安などを軽減してくれるので、鬱にも良いと言われています。
一方シダーは、アメリカ原産のヒノキ科の植物で木部から精油を抽出しています。
バルサム調のウッディでドライな香りです。(ベチパーに近い香り)
主な成分を見ると、セスキテルペン炭化水素類の強壮刺激作用、αβ-セドレンのリンパ強壮・静脈強壮作用・鬱帯除去作用、セスキテルペンアルコール類ホルモン様作用・鬱血除去作用、セドロールのリンパ強壮・静脈強壮作用・鬱帯除去作用・鎮咳鎮静作用など期待できます。(他にも微量成分が沢山含まれているので作用もこれだけではありません)
簡単に言うと、、リンパや静脈系の滞り、むくみ、静脈瘤、肥満やセルライトにお悩みの方に良いということに加え、呼吸器症状、前立腺炎にも良いとされています。
また森林を思わせるこの香りは、心を落ち着かせたり緊張をほぐしてくれると言われています。
この二つを比べてお気づきになりました?
植物自体別のものなので、含まれる成分が違い、香りも全く異なります。
しかし期待できる作用がとても似ています。
木部から抽出した精油の共通作用とも言えますが、特に同じシダーウッドと呼ばれるだけあって似ているのでしょうか。
またこの二つの精油は、原則として妊娠中の方には禁忌となっています。
その理由は、アトラスシダーはケトン類の神経毒性の為投与量が多いと流産の恐れがあります。
シダーにはエストロゲン作用のある成分が微量に含まれる為、妊婦さんだけでなく女性ホルモン依存型の癌の方や乳腺症の方にも禁忌です。
エジプト等の寺院で古くから薫香やミイラ作りにも使用されていたのはアトラスシダーの方です。
腐敗防止、弔い等の宗教上の神秘的イメージがあり、お座敷(特に仏間)にはピッタリな香りだと思います。
(お線香の香りとケンカになりませんよ)
私の講座では、年配の方にも大変好まれます。
精油辞典上、呼吸器系の作用が期待できそうなのはシダーのほうですが、私の経験上アトラスシダーも強力なケトンのおかげで去痰しやすくなり鼻の通りも良くなるのですよ♪
まずは、香りを嗅いでラテン名の学術名を見れば一目瞭然です。
あなたの持っているシダーウッドの正体を確かめてみてくださいね♪
すべての人々に、明るい光が降り注ぎますようお祈りいたします。


