深夜1時
ぼくより先に夢の世界に向かった
あったかくてやわらかいいきものを
そっと抱きしめる

ぼくのパジャマを着た
きゃしゃでやさしいいきもの
無意識に口をもぐもぐさせる
いつもの変な癖

きみと2人で眠る1人用のベッド
いつからか これが ふつう になってた
前はさ ふつう に1人で眠っていたのにな

窓の下の幹線道路
夜を走っていくトラックのヘッドライトが
流れ星のように
カーテンの隙間 天井に反射する

今みたいに 眠れない時
ぼくはそれをずっと探している
きみのすやすやと眠る呼吸の音を
そっと撫でながら
2人 1つのベッドで
宇宙にたゆたうの イメージしながら