江戸しぐさ1-7 | 風来坊のブログ

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😊今日の江戸しぐさ😊

★思う草と書いて思草(しぐさ)
【江戸しぐさは江戸っ子の「癖」のようなもの】
さりげなく気持ちの良い行動ができることが思草(しぐさ)である。

★親孝行
【自分をこの世に産んでくれた両親に感謝、恩返しをする】
この世に産んでくれた両親にまず感謝することから始め、人生を全うせよ。

★駕籠止めしぐさ
【訪問先の前まで駕籠を乗り付けず、謙虚な姿勢を大切にした】
成功しても思い上がってはいけないと戒めたのが、「駕籠止めしぐさ」。

★傘かしげ
【雨の中、狭い道では外側に傘を傾け、笑顔で会釈をしながらすれ違う】

★肩引き
【狭い道で人とすれ違うときのしぐさ】

★蟹歩き
【狭い道で蟹のように横向きに歩く往来しぐさ】

★「か?」は付けない
【年上の人に対する手紙の作法】
年上の人に限って、「返事を要求する書き方」は禁じられていた。

★果報は寝て待て
【あせって取りに行くと逃げられる】
「そのうちに手に入ればよい」と考えるようになると、ひょっこり縁ができる。

★亀の甲より年の功
【年長者の知恵を何より貴重だと考える】
年長者から教わることは価値のあるものだと考えた。

★感謝の目つき
【感謝の気持ちを目で表す】
感謝の言葉以上に効果があるのが感謝の目つき。

★感性
【センスのこと。「江戸しぐさ」は江戸人の感性の象徴だった】
知性は一代限りだが、感性は遺伝子を通じて循環する。

★気の薬
【気を病みそうな人に対する優しい気遣い】
ノイローゼになりそうな人に対して、安心させたりする思いやりのしぐさを「気の薬」といった。

★仰々しく言わない
【実際よりも大げさな言い方をしないようにする】
的確に、慎重にものを言ったほうが奥ゆかしいし、信用も高まる。

★禁句
【本音や真実でも、時と場合によっては言わないほうがよい】
本音が真実でも、修復できないようなダメージを相手に与えてしまう場合は言わないほうがいい。

★結界覚え
【それぞれの立場を尊重し、自分の専門外のことは専門家にまかせること】
結界覚えは、お互いを尊重し合うことで円満な人間関係を築くという裏付けにもなっていた。

★下品・中品・上品(げぼん・ちゅうぼん・じょうぼん)
【仏教では人間の生き方を下品・中品・上品に分け、上品を目指した】
人は生まれてくるときは丸裸「下品」。ひと通りの常識を身につけて社会に出たら「中品」。社会や人の役に立ちたいと徳を磨き、「上品」になる人もいる。

★互角のつき合い
【人はみな仏の化身と考え、対等のつき合いをする】
人間は一人で生きていけない。みな仏の化身と考えて、大切に接した。

★言霊
【言葉には魂がこもっている】

★この際しぐさ
【通常ではしない、飛び越ししぐさをすること】
地震や津波など災害に遭遇したときに臨機応変で通常のしぐさを破っても仕方がない。

★この世に要らぬ人間なし
【人はみな仏の化身なので、だれも粗末に扱ってはいけない】
人間はこの世に生まれただけで価値がある。それぞれの良さを伸ばし、上手に組み合わせることによって社会に役立つ。

★子は親の鏡
【子どもを見れば、どのような親か想像がつく】
子どもは親の背中を見て育つ。小さなころからの躾が大切。

★こぶし腰浮かせ
【他の人が座れるように
こぶし分、腰を浮かせ、席を詰める】

★魚屋しぐさ
【刃物をめぐって事故につながるようなことをしない】
刃先は絶対に相手に向けて渡さないのが基本の基だった。

★逆らいしぐさ
【年長者の言うことに素直に従ってみることが大切】
する前から文句を言って行動しないのは、「逆らいしぐさ」とされ、人間として成長しないと戒めた。

★親が死んでも食休み
【食事の後、消化の妨げになることはしない】
だれよりも大切な親が死ん だときでも、身体のことを思い食後休憩を取れとした。

★カエル
【後ろに目はついていないので、注意しなさいという往来しぐさ】
暮らしの知恵を教える際、子どもに馴染むように身近な生物の名前が使われた。

★陰り目
【目つきが陰気だと、性格が暗い印象を与えてしまうので嫌われた】
江戸しぐさでは目の表情も重視。陰気な目つきは「陰り目」といって嫌われた。

★聴き上手
【相手の話しやすい雰囲気で話を聞き出せる】
江戸しぐさでは、相手が話しているときにメモを取ったりするのは、相手を緊張させてしまうので嫌われた。

★決め手
【物事が成功する三条件】
何か事を成し遂げようとする場合、気配り、目配り、手配りの三つができるかどうかだという。