徒然 白い美人 無惨にちりぬる | K

徒然 白い美人 無惨にちりぬる

視界の左すみで
白い芍薬の花が
急に 耐えきれないように
無惨な 散りかたをしたので

著:吉原幸子『ふと』より抜粋

この詩を呼んでいてこの部分を呼んでいてちょっと想像してしまったことなんですが

『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』という慣用表現があるように芍薬は美人の例えとなります

前後の詩を考えずないものと勝手にやったとしたら

視界の左すみで色白の美しい人が突然耐えきれないというように無惨な散りかた(死に方)をした

というようにとれて面白くはないですか?

もちろん本来の詩の意味とは全く関係なく私が妄想に妄想を重ねたすえの別物でありますよ

ただ言葉の切り取り方と違う角度からの違う解釈が生まれるという面白さを言いたいわけなんです


なんとなくドラマ性がありませんか?

うつむく視界の左すみ何かが掠める
ビルの影
屋上に誰かいるらしい
ふらりふらりと
屋上のはしを歩く影が
再び視界のはしをかすめる
見上げた
綺麗な白い頬が
逆光で黒くつぶれていて
しかし不思議と見えた口元は
ゆるゆるとよこにのびて
きゅっとむすばれて

白い足がひらりと

やはり白い足がくるくると

白い頬に髪をからませて

もみきりされた芍薬は

無惨な散りかたをしながら

視界の左すみそして上から正面へ

最後は足元へと

やはり無惨に散った






みたいな(・ω・)/
すみません妄想女子すみません
吉原好きさんらに土下座!orz