イタリアでもそば粉を使用する料理が多々あります。そば粉のポレンタやそば粉を80%使用して作る短冊形をしたパスタをじゃがいもやキャベツ、たっぷりのチーズとニンニクを和えたピッツォッケリと呼ばれるロンバルディア州ヴァルテリーナ地方の料理など。

この地方はスイスの国境に近い山岳地帯で土地柄小麦粉の栽培に向いていない為、代わりにそば粉を栽培しています。チーズをたっぷり使うまさにイタリア山岳地帯独特の味とニンニクの旨みが特徴のレシピ、食べ始めると止まらなくなる一皿です。

ピッツォッケリと小さく角切りしたじゃがいもを茹で、フライパンでキャベツ等の冬野菜とたっぷりのニンニクをソテーし角切りにしたこちらもたっぷりのチーズを一緒に合わせるだけのシンプルなレシピ。

イタリアの山岳地帯の冬も大変厳しい寒さですが、そこでしか食べられない冬の地方料理も沢山あります。

イタリアは今日、一気に冬が訪れ北イタリア大都市のトリノやミラノでは雪が降りました。イタリアの大都市からも比較的簡単に行ける山岳地帯、機会があれば是非訪れてその地方でしか食べられない郷土料理を楽しむのもお勧めです。