なすをつかったナポリ発祥のオーブン料理をご紹介します。ナスの下ごしらえに加えトマトソースも作るので少し手がかかりますが、作り方さえ覚えたら沢山の料理に応用ききますよ。

☆材料4人分
ナス 大6本
小麦粉 少々
揚げ油
モッツァレラチーズ 250グラム
パルミジャーノチーズ 100グラム
トマトソース
トマト缶 半カップ
トマト 2つ
にんじん 半分
玉ねぎ 半分
セロリ 半分
にんにく 1つ

☆作り方
1、ナスの下ごしらえ
ナスは薄くスライスし表面に塩を振りざるに並べる。大体4時間程置いておく。
2、1のナスを水で丁寧に洗い、水気を取り小麦粉をまぶす。
3、180度位の揚げ油でナスを揚げる。
4、トマトソースの作り方
玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくはみじん切りにする。
5、鍋にオリーブオイルをひき刻んだ野菜を5分程火が通るまで炒める。
6、トマトは皮ごと1センチ程度の角切りにして5に加える。同時にトマト缶も加える。
7、塩コショウで味を調えトマトの皮が柔らかくなり全体がまとまるまで大体30分程度煮詰める。
8、ブレンダーでなめらかなソースにする。オーブンは180度に温める。
9、モッツァレラチーズは1センチ程度の角切りにする。パルミジャーノはおろす。
10、オーブン皿にトマトソースをひき、角切りにしたモッツァレラチーズとパルミジャーノを振る。更にその上に揚げたナスを重ねる。
11、トマトソース、チーズ、ナスの順に大体4層くらい重ねる。
12、最後にトマトソース、チーズを振りかけ温めたオーブンで大体25分から30分程焼く。


☆レシピの歴史
このレシピは首都がナポリのカンパニア州が発祥の地と言われております。(中にはシチリア料理という人もいるようですが)「パルミジャーナ」という題名だと、このチーズ出身のパルマ、エミリア・ロマーニャ州と思われがちですが、実際は南イタリアで誕生したレシピだそうです。誕生したのは2世紀、ナポリでジェーン・カローラ・フランチェスコーニ(Jeanne Carola Francesconi)が最初にこれに似た食事を作ったと言われています。

たくさんのイタリア移民が移住しているアメリカなどではこのレシピを応用して子牛や牛肉を入れるレシピもあります。(実際オーストラリアのイタリアンレストランでこのようにサーブしているレストランもあります。)今回はイタリア産本格レシピ、肉なども入れずなすとチーズ、トマトソースのみを使ったレシピで作成しております。
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