暦では春真っ只中のイタリアですが、最近は北イタリア、大変寒い日が続いています。アルプス山脈にある町では雪も降った所もあるみたいです。

寒い日にぴったりな料理、パプリカが手に入れば簡単に作る事が出来るハンガリー発祥の牛肉煮込み料理、「Goulash グラッシュ」をご紹介します。東欧に近いここフリウリ地方では、このグラッシュのレシピにトマトを加えた料理が食されています。

フリウリのレシピではトマト、白ワインを使用しますが、今回はハンガリー発祥のオリジナルレシピ、パプリカのみで煮込んだレシピをご紹介します。

☆材料 4人分
シチュー用お肉 800グラム
パプリカ 大さじ5杯
クミンシード 大さじ1杯
玉ねぎ 5つ
じゃがいも 大4つ
レモン 半分(皮のみ)
塩コショウ
オリーブオイル
小麦粉

☆作り方
1、お肉は一口大の大きさに切り、軽く塩コショウする。玉ねぎは薄切りにする。
2、大きな鍋にオリーブオイルをひき、お肉を炒める。表面が焼けたら玉ねぎを入れ玉ねぎの色が変わるくらいまで、大体5分ほど焼く。
3、具全体が浸かる位の分量の水を入れ、レモンの皮を粗いみじん切りにし鍋に入れ、中強火で30分ほど煮る。
4、パプリカ、クミンシードを加える。味を見て塩気が足りない場合は塩を加える。弱火にして、肉が柔らかくなるまでゆっくり煮る。水分が無くなりそうならその都度水を加える。
5、肉が柔らかくなったら一口大より少し大きめに切ったじゃがいもを加え、15分程煮、じゃがいもが柔らかくなったら出来上がり。水分が多い場合は水に溶いた小麦粉を加える。

パプリカとクミンシード、レモンの味が効いた何とも言えない不思議で癖になる味付けです。赤ワインと一緒に楽しみたい、メインディシュです!

*補足
辛いのが苦手な方はスイートパプリカをご使用下さい。カレーと同じで1日置くと味がまとまってより美味しく食べられます。