北イタリア人はサラミが大好き。ここフリウリ地方でも沢山のサルメリアがあり、また家族代々に伝わるレシピを今でも手作りしている人もいます。

以前私が住んでいる村で一番美味しいサラミを作る人に一からサラミ作りを見せてもらいましたが、豚の殺傷から始まり、内蔵を洗い、それはそれはデリケートな方には倒れてしまう位ショッキングな作業が続きます。

昔の人はあらゆる調理方法や保存方法を駆使して全ての豚、全ての内蔵や肉を無駄にしなかった。工事などで作られている大量生産のサラミは皮がプラスチックだったりするが、昔の作り方は豚の腸を綺麗に洗い、それを使っている。また、豚の腸洗いは女性担当みたいで、私は見ているだけで一杯一杯でしたが。

グローバル化や大量生産が進むこの時代、田舎でも昔からのサラミ作りを学ぶ若者がいなくなっていっているのは何とも悲しい。だが、イタリアではまだ昔ながらのサラミ作りを守っているサルメリアはいくつかありますよ!

サルメリアはこんな感じになっています。



サラミだけではなくサルシーチャやコテキーノ等、また蜂蜜やワイン等も購入出来ます。


イタリアに行ったらスーパーで売られている大量生産されたサラミでは無く、その土地の人が食べているオリジナルのサラミが手に入るサルメリアを聞いて購入して貰いたいです。