出会えてよかった。 | bちゃんのブログ

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二年前にお別れした猫さんのおはなしですが、
だいぶ時が経ったせいか、ペットロスにこじつけて
いつの間にか猫さん目線のファンタジー仕立てに…(笑)

君に出会えてよかった

お母さんが、スケッチしに行ったリンゴ園で

秋の陽の光の中で、黄金色した縞模様の君が近づいてきた

 

 

いつも畑で見慣れたおばさん達とは違うひとがいる…

ぼくも好奇心で少しだけワクワクしていた

 

翌日、同じ園内の別な場所でスケッチを始めると

また君がいた…

 

もうよちよち歩きの子猫ではなかったから

きっとリンゴ園の飼い猫だと思っていた

 

君と目が合ったお母さんは少しだけ君のことが気になってたけど、

また来るよ、と呟いてさよならした

 

何故だかわからないけど、ぼくもまた会えるような気がした

 

 

三度目、また違う場所でも…

君は待っていたように近づいて来てお母さんと仲良くなった

 

スケッチしながらおむすびを食べてるお母さんに

ぼくにもちょうだいとおねだりしたよね

 

お母さんの膝の上で眠ってしまったぼくは夢を見ていた…

リンゴの妖精さんの声がまた聞こえてきたんだ

『さあ行きなさい!』

 

リンゴ園の秋は短くて、あっという間に冬の空気を連れてくる…

夕暮れ前、君を残して帰ろうとしたお母さんは

後ろ髪をひかれてどうしたものかと…

 

畑で作業していた、おばさんは野良ちゃんだから

連れてったらいいよと

 

お母さんは君に出会う一年前に溺愛していた

美しい猫さんを失って、ずっと悲しい日が続いていたから

神様が君を授けてくれたんだよね、そう思うことにした

 

この広い畑でもう遊べなくなるけど、一緒に行きたいの?

 

うん!ぼくは迷わずお母さんの車に飛び乗ったんだ

その日から、癒しの伝道師としてお母さんの傍にいることを

ぼくは約束したんだ…

 

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訪問ありがとうございます

 

猫と飼い主の数だけ、運命の出会いのドラマがあって

偶然ではなく必然だったと思っていた私は

 

『ぼくとお母さん』の物語を傍でずっと見ていて

彼が期待通り最後の日までそれに応えてくれたこと

 

時が経っても…

 

心を温めてくれる瞬間を思い出すことができること

その小さなからだで沢山の幸せを残してくれたことに

 

感謝してます…