看護師セラピストの 中山くみこ です。
〈ロスマリヌス鵠沼海岸のアロマリンパケア〉
メディカルアロマセラピーをベースに
・解剖学に基づいた血管、骨、筋肉などの位置
・リンパの流れ、全身のリンパ節の位置関係
を基礎に、
・アロマトリートメント
・リフレクソロジー
・リンパドレナージュ
に加えて東洋医学の経絡の考えも取り入れたテクニックを用いています。
特に、ムクミの緩和には
医学的な根拠に基づいて構成されたリンパ排液(リンパドレナージュ)テクニックを用いています。
この技術は、セラピストが看護師時代に「がん医療チーム」のチーフナースとして実践していた、「リンパ浮腫」という症状を改善させるためのリンパマッサージをベースにしています。
「リンパ浮腫」とは:がん治療のために一部のリンパ節を外科的に切除されたり、腫瘍自体がリンパの流れを妨げたりする事が原因の浮腫(むくみ)です。
☆リンパ液を運ぶ管をリンパ管(リンパ腺)、リンパ管が集まる合流地点をリンパ節と呼びます。
私は重症なリンパ浮腫の患者さんに対して、たとえば両ふくらはぎ~足裏までを30分から1時間かけてリンパマッサージを行いました。
例えば、元の2倍ほどの太さにムクミで脚が腫れあがり、自分でベッドに上がれないほどのケースでも、1時間ほどのリンパマッサージのケアで元の太さに戻り足首にシワが寄るほど柔らかくなるのです。
ですので、リンパの流れが正常な方(病気レベルではない方)は尚更、確実に的確にムクミを和らげられるのです。
ムクミを取るためにはグイグイと強いマッサージは不要で、時にはフワフワとした、雲が流れるようなハンド・テクニックのみで十分なことも少なくありません。
(痩身マッサージのテクニックとは異なります)
また、セルライト発生の大きな要因は、リンパ液と血液の流れが悪く、うまく皮下脂肪が排泄されないことなのです。セルライトは重症度合いによりケアの方法が少しずつ異なりますが、すでにムクミやお肌のデコボコを自覚されている場合には強いマッサージは禁忌です。セルライトについてはまた別の記事で詳しくお話しする予定です。
リンパ節は耳の下、鎖骨の上、脇の下、鼠径部(脚の付け根)、肘の内側、膝の裏側などにあります。
解剖学的には、深部のリンパ管と表面のリンパ管の間は交通が発達しておらず、外側から直接アプローチする事はできないのです。
リンパ排泄(ドレナージュ)の為のトリートメントには、マッサージだけではなく、ごく浅いリンパを刺激するために皮膚だけを動かす特殊な手技や、詰まったリンパ節を迂回して連絡通路を刺激するなど様々な技術を用います。
私は看護の視点から、それらの手技を合わせて「リンパケア」と呼んでいます。
専門的な話になりあまり楽しくない内容になってしまったかもしれませんが、
カウンセリングではお伝えきれない、私のリンパケアへのこだわりと情熱✨を
最後までお読みくださりありがとうございました!