図書館で予約して借りました^^

市内に1冊なので、かなり待ちました💦

 

 

 

ヨドバシ.com - やなせたかし おとうとものがたり [単行本 ...『おとうと ものがたり』

詩・絵:やなせたかし

出版社:フレーベル館

発売日:2014.9

ページ:56p

 

 

出版社からの内容紹介 

 

幼くして父を亡くし、母とも離ればなれになった、兄と弟。

アンパンマンの作者、やなせたかしの原点がここにある。

若くして海に散った弟を詩と絵で綴った、18編の絶唱。

未発表エッセイ収録。

 

 

内容 

 

父の死

母とのわかれ

夏の川で

赤い着物

坊ちゃんの兄

朝やの星

シーソー

はれたオチンコ

道信山の夕やけ

背負い投げ

父の写真

ただ一度の小づかい

スケッチボックス

風の中

ちいさな木札

珊瑚

海彦・山彦

墓前で

 

僕と弟

 

 

感想など・・・ 

 

やなせたかしさんが亡くなったのが2013年なので、もう10年以上経つのですね。

 

アンパンの作者のイメージが大きかったので、

「手のひらを太陽に」の作詞家と聞いて、驚いた記憶があります。

 

あんぱんは、小さい子のヒーロー。

 

 

 

NHKの朝ドラは、観ていませんでしたが、

多くの方が視聴して、話は聞こえて聞きました。

 

以前、他の本でも読みましたが、

 

母が再婚のためにやなせたかしを置いていくのですが、

その母がとても綺麗で・・・

と表現し、母を恨んだことは無いと書かれていた記憶があります。

 

 

叔父夫婦の家に預けられていても、

その後、母とは会えていたのですね。

詩を読んで分かりました。

 

 

 

 

こちらの本は、若くして戦死した弟の思いがつまった詩です。

 

叔父夫婦を本当の親と思い、我儘いっぱい育っていたと思っていたけど、

心の中は分かりませんね。

自然と噂話は、子どもの耳にも入るのでしょうね。

両親の手前、実母に会いに行けないと言った弟も切ないし、

叔父夫婦に申し訳なく思う気持ちも切ない。

 

そして、22歳と言う若さで戦死してしまうなんて。

戦争が、多くの人の命を奪い、人生を変えてしまいました。

 

こちらは、詩なので

短い言葉の中に沢山の思いが詰まっています。

 

やなせたかしさんの思いが伝わってくる本でした。