DVD録画視聴
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ありがとうございます。
NHKスペシャルシリーズ ”宗教2世”「神の子はつぶやく」
放送日:2023.11.3 10時~11時30分
キャスト:河合優実、田中麗奈、根本真陽、森山未来、杉田雷麟、岩男海史、
吹越満、萩原聖人、渋川清彦、酒井若菜
演出:柴田岳志
脚本;川恵実、野田慈伸、柴田岳志
【あらすじ】
木下家の1日は、遥(河合優実)、妹の祈(根本真陽)そして母・愛子(田中麗奈)による食事の感謝の“祈り”から始まる。
教団の教えに反するからと、高校生らしい友との遊びや部活を一切禁じられてきた遥。
ある日、同じ教団の信者で同級生の義也とカラオケに繰り出すが、
愛子の怒りを買い、やがて学校へ通うことを禁じられてしまう。
かつて失敗が多く苦労してきた愛子は、
誘惑の多い世界で娘に同じ苦しみを絶対に経験させたくなかった。
家族の中でただ一人信者ではない父・信二(森山未來)は、
土日を返上して働いても貧しさから抜け出せず、
家族に申し訳ないと感じていた。
休みを得られたとある週末、家族みんなで水族館に行く提案をする。
やっとかなった、家族のひと時。
信二は、愛しい娘たちが「自分が信じる道を生きる」ことを願った。
だがそれは、父の最期の愛情となってしまう。
遥は父の急死を目の当たりにし、家族よりも神を優先させた母へ怒りをぶつけ、
家を飛び出してしまう。
一方祈は、孤独になってしまった母を守るため、より強い神への誓いを立てる。
遥が初めて接する、ネオンに包まれた“外”の世界。
何をすれば良いか、どこに行けば良いか…混乱する。
そして、通りすがりの男に声をかけられる。
その男のつながりでキャバクラにて働く道を得た遥は、
思いがけず、自分の心に押し込めていたものを噴出させる。
それは、神から離れ母と妹を置き去りにしてきた罪の意識であり、遥を強く縛り続けていた。
数年が経ち、祈は変貌を遂げた姉の姿を目撃する。
「家から抜け出しても神様が心から居なくならない」と葛藤する遥のつぶやきを聞き、
祈は遥の手を包む。
姉がようやく吐露できた苦しみに自らの思いを重ね合わせるように。
そして二人は、母のもとへと向かう。
子どもたちをお腹に宿した時、その幸せを願ったはずの愛子は、
遥と祈を受け入れることができるのか…。
【感想】
重かった。
幸せになりたくて、宗教を信じて入信。
信仰心があるから、
心の平穏と神様から守られたり
助けられていると感じる母。
子どもたちは、小さい頃から、
その生活が当たり前と思ってきたけど
学校生活で、馴染めない様子には、
心が痛む。
修学旅行へも礼拝の日があるので行けないと言う。
教師も
「宗教の自由」があるから、と
口出せないのが、現実なのかもしれない。
同じ教団でも男の子は、思っているより自由に生活していたので
この違いは、親の環境が反映しているのか?
幹部候補生なのかも。
虐待を受けた子や親が厳し過ぎると
何でも受け入れてしまう子になるとか。
断れないと。
遥と祈 そして、母も
幸せになって欲しい。
以前読んだことのある「神様」のいる家で育ちました
宗教2世な私たち
を思い出しました。
『「神様」のいる家で育ちました』
著者:菊池真理子
出版社:文藝春秋
発行日: