お借りして読みました♪

いつもありがとうございます^^

 

 

 

  『ゆりあ先生の赤い糸』全11巻

 

 

作者:入江喜和

発売日:第1巻 2018.7.13

2021年第45回講談社漫画賞

2023年第27回手塚治虫文化賞

2023.10よりドラマ化

 

 

【登場人物】

 

井沢ゆりあ

刺繍教室の先生

50歳

 

井沢吾良

小説家 ゆりあの夫

 

箭内稟久

五良と交際する独身男性

28歳 長身のイケメン

実家は老舗旅館で資産家

 

小山田みちる

五良と交際していた既婚女性

2人の娘、まに、みのんに五良をパパと呼ばせている

夫はDV夫

 

伴優弥

妻とは別居中

ゆりあと言う男のを育てている

兄と一緒に仕事をしている

数年前にバイク事故を起こし

助かったが後遺症が残った。

 

 

【物語】

 

かつて姉の影響でバレエをやっていた伊沢ゆりあ50歳。

現在は手芸教室の先生として地味ながらも幸せに暮らしている。

そんなある日、物書きの旦那が渋谷のホテルで昏倒し、

救急車で緊急搬送される。

病院に駆けつけるとそこにいたのは旦那と見知らぬ美青年。

診断はクモ膜下出血。

緊急手術をし一命は取り留めたが、旦那はいっこうに目覚めない。

そして後日、病院で再開した美青年の口から語られたのは信じがたい話で・・・・・・。

 

 

【感想】

 

現在放送中のドラマの原作

 

人生相談の投稿に

「今、夫婦ふたり、老後を過ごしているけど

若い時、不倫をした夫の事を思い出すと

心穏やかでないのですが。」

と言うのを見た記憶もあり。

 

それくらい、夫の不倫は

妻にとっての深い傷を残すものと言う認識。

 

ところがこのコミックは・・・

 

夫が倒れて知る、

思いもよらない事実。

 

*夫の愛人が若い男性!

 

夫の命は助かったけれど、

これからは、寝たきりの夫の介護が待っています。

 

裏切っていた夫の介護など@@

と思ってしまいますが💦

 

ゆりあさんは、男気があると言うのか

夫の愛人を介護の仲間に入れ込みます。

 

また、その愛人が、逃げるどころか

嬉しそうに介護するのだから

ゆりあさんの気持ちも複雑ですよね。

 

夫の愛人がいた事だけでも驚きなのに

夫をパパと呼ぶ子まで,現れます。

 

五良さん、どんだけモテるのだろうと思いますが、

心優しくて、その人をほっとけない人なのですね。

 

そして、五良さんの上を行く、

おせっかいと言うか、何でも受け入れちゃうまりあさん。

 

子どもが欲しくて不妊治療もしていましたが、

諦めた経緯があります。

 

2人の女の子が可愛くて、

母性も目覚め、

DV夫から守ってあげたい気持ちもあり

一緒に住むのです。

 

介護があると、人手も必要なので

助かることもあるし、

五良さんの回復にも役立っているようでした。

 

このまま、どう行きつくのか??

と思っていたら、

崩壊寸前のゆりあさんの心のすき間を埋める

バレエの存在と

親子ほど年下の優弥が現れ・・・

まさかの不倫関係になるとは@@

 

人生なにが待っているか分からない。

 

五良さんは、めきめき回復していて、

喋れるし歩けるようになりました。

 

稟久君は、五良と別れ

新しい恋人が出来たのかと思ったけど、

実家に戻り、旅館を継いでいました。

コロナ禍で旅館経営も苦しくて・・

そんな中、ブログ発信しながら、

頑張る稟久でした。

 

ゆりあさんは・・

 

優弥君は、妻とよりを戻すものの

結局離婚。

ゆりあさんと再会し、

何だか良い感じでした。

結婚と言うスタイルにこだわらずに

付き合っていくのかな?

五良さんとは、夫婦と言う名の友だち関係でしょうか?

それぞれが

自分の気持ちに素直に生きていくのかと思いました。

 

ドラマは、観ていないのですが、

原作に忠実に描いていると聞きました。