図書館で借りました♪

 

黒ネコジェニーのおはなし1

『ジェニーとキャットクラブ』

 

 

作・絵:エスター・アベリル

訳:松岡享子/張替恵子

発行日:2011.10.25

出版社:福音館書店

定価:1,430円(税込)

ページ:120p

 

 

【出版社からの内容紹介】

 

ジェニーは、ニューヨークに住む、赤いマフラーがトレードマークの小さな黒ネコです。

ネコの集まり、キャット・クラブに入りたいけれど、

みんなの中に入っていく勇気がありません。

だって、キャット・クラブに入るには、なにか特技が必要なのです。

でも、クリスマスに、飼い主のキャプテン・ティンカーがスケート靴を

プレゼントしてくれて・・・・。

 

 

もくじ

 

ジェニーがキャット・クラブにはいるはなし

ジェニーがネコの学校へいくはなし

ジェニーがはじめてパーティーにでるはなし

 

 

2

『ジェニーのぼうけん』

発行日:2012.1.25

ページ:88p

 

 

【出版社からの内容紹介】

 

ちいさくて、はにかみやで、犬が苦手のジェニーが、ハロウィンの夜

けがをしたマダムに鼻笛を届けにいくことになりました。

通りの犬は怖いけど、大冒険にでかけます。

 

 

もくじ

 

ジェニーが月夜にぼうけんするはなし

ジョニーがマフラーをぬすまれたはなし

 

3

『ジェニーときょうだい』

発行日:2021.2.20

ページ:88p

 

 

【出版社からの内容紹介】

 

 

ジェニーに兄弟が出来きました。

それもいっぺんに二人も!

うれしいはずのジェニーでしたが、今まで独り占めしていた

ひざ掛け椅子も、クローゼットの長靴も後ろも

これからは兄弟と分け合うことになり、なんだか素直に喜べません。

そして、ついに、兄弟がご主人の膝を占領しているのをみて、

嫉妬の心を向き出しにしてしまいます。

ジェニーの気持ちを察した兄弟は、冷たい雨の降る晩、

家を出てしまいました・・・。

 

 

もくじ

 

ジェニーにきょうだいができるはなし

ジェニーのきょうだいがキャット・クラブにはいるはなし

 

 

感想 

 

イラストがとにかく可愛い!

表紙を開けた扉にも可愛いイラストがあります。

物語が凝縮されたイラストで

この丁寧さが、絵本が大切!と言っているようで好きです。

 

可愛いい、スマートな黒ネコのジェニー。

赤いマフラーがとても似合っています。

 

『しょうぼうねこ』での主人公、ピックルズも登場します。

このおはなしの繋がりもまたイキです。

 

キャット・クラブのネコたちも個性があって、

物語を楽しませてくれます。

 

シリーズ2の『ジェニーのぼうけん』は、まさに今。

ハロウィン時期の物語。

 

シリーズ2『ジェニときょうだい』は、胸キュンの物語でした。

兄弟が出来るのは、嬉しいのですが、

嫉妬心も湧きます。

これって、正直な気持ち。

でも、兄弟となったネコたちは、ジェニーの気持ちに気づいて、

家を出ようとします。

何て、健気でしょう。

家を出たら、それはそれで、悲しいこと。

 

飼い主のキャプテンが改善策を考えてくれて

一件落着!

良かったです。

 

ネコの世界も人間の世界も同じですね。

 

また、兄弟がキャットクラブに入るにあたり

特技を考えます。

詩が得意と言い、披露してもらいますが

・・・・とジェニー。

正直なアドバイアスが胸熱!

『・・・なにか、こわいのをきかせたらどう?そうーからだの毛が逆立ちするような

 ひがぴりぴりふるえるようなのを。』

相手が傷つかないように、もっと考えてもらうためのこのアドバイアス!

訳も素晴らしいのだろうけど、ジェニーのこの言葉が素敵過ぎます。

そして、驚くような、怖いほどの詩と言うか物語を作り上げました。

ネコだって、人だって、アドバイスで大きな力を発揮するのだと

教えられます。

 

現状に満足していては、いけませんね^^

 

力を貰える物語でした。

 

 

 

キャット・クラブのネコたちの紹介です。

 

シリーズの時は、名前と顔を覚えられなくて💦

表情豊かなネコたちです^^