お借りして読みました^^
いつもありがとうございます♬
『ふきよせレジデンス 上・下』
作者:谷口菜津子
出版社:KADOKAWA
発行日:2023.7.12
ページ:164p
価格:880円
上巻 下巻
【出版社からの内容紹介】
「第26回 手塚治虫文化賞」新生賞の著者が描く、「ひとり」たちの物語。
夢破れ、人間関係をリセットした配達員・リクは
変わっていく周りに焦燥感を覚えていた。
そんなリクの唯一の癒やしは、ちょっと変わったコンビニに勤めている店員のきらり。
明るくて可愛いギャルのきらりには、秘密があって……!?
これは、 「夢」と向き合い「日々」を思案する、あるアパートの住人たちの物語。
【登場人物】
ツルカメコンビニの店員 きらりさん
笑顔と八重歯が印象的💛
鶴亀弁当店からコンビニになったので、
お弁当が充実している!
きらりさんの秘密は・・・
お化粧をしている時と素顔の時の落差💦
2年前に失恋し。。。
友だちとの縁を切る。
ムーバーイーツのバイトをしている。
漫画家
甘い物が大好き
女子高生
両親を亡くし、叔父が親代わりに
叔父との関係もよそよそしくて。
陸のミュージシャン仲間?
成功して紅白にも出場でるが・・
こちらのアパートに縁あって、皆さんが住んでいます^^
*画像は、HPよりお借りしました
【著者紹介】
谷口菜津子(たにぐちなつこ)
神奈川県秦野市出身
1988.7.7 35歳
夫は、真造圭吾
2022.4 第26回手塚治虫文化賞受賞
『教室の片隅で青春がはじまる』『今夜すきやきだよ』(2023ドラマ化)
を「多様性を柔らかな筆致で描いた」ことが評価された
【感想】
あとがきが衝撃的。
作者の経験から、その時の感じたことを忘れないためにと
こちらの物語を描かれたとのこと。
下の階の方は、物音に敏感なのか?
病的なのか??
音が気になる度にトントンされる。
不動産屋さんも直接話し合いをしないで下さい。
とのアドバイスがあったが、
ある日、我慢しきれずに、
どんな音がうるさいのか、聞きたくて行くのです。
それを読んで、最後が気になり、
下巻も一気読み。
読みながらも、怖いと感じてしまう。
怖いですよね。
この改善策って、こちらが引っ越すしか無いのですよねvv
マンションを購入していたとしたら、
大変な損害ですよね。
コミックに戻り💦
こちらのアパートに住んでいる人たちの物語。
色々な方が住んでいます。
一人暮らし。
世の中、ひとりで暮らしている人は多くて、
仕事をしていれば、誰かとの会話もあるけど、
リタイアしたり、無職だと
一日中、誰とも話さない日もあり。
そうすると、段々気持ちも下降するのかな?
と思ったり。
きらりさんの笑顔
コンビニ店員のきらりさんの笑顔は、
そんな人たちの癒しになっているし、
また、きらりさんが薦める商品がピカイチだったり
と、素敵なコミュニケーション。
そんな明るい笑顔のきらりさんも辛い過去があるのですよね。
明るくいたら、明るくなれる。
一人暮らしのお年寄り
口が悪いのは、淋しさを隠すため??
強がりなのかなvvv
夢破れた若者・陸
コンビニの歌の依頼を受け、ちょっと良い兆し?
失恋の痛手は大きかったのです。
きらりさんと・・とも思ったけど、
世の中そんなに上手くは行きませんねvv
仕事に追われる漫画家
成功したのに、自信を失っている砂漠
紺さんの叔父
は、セクシャルマイノリティ
打ち明けたところ、親から勘当され
実の弟からも・・・
と、その時点で、家族を喪ったのも同然。
そんな中、弟夫婦が亡くなり、姪の面倒を見ることに。
叔父さんも、紺さんも、
お互いがどうしてよいか分からず。。
誕生日祝いをきっかけに、打ち解けていきそうな予感^^
おなじアパートに住んでいても、
あいさつ程度のお付き合いが多いと思うけど。
何かきっかけがあれが、ちょっと踏み込めるかも。
登場人物の内面の掘り下げが良いです。