猫痙攣 -3ページ目

猫痙攣

鉄クズ拾い日記

東京都写真美術館で開催させてもらっていたクレムリンイベント も24日で最終日、となります。

それに合わせて前々から告知しているように、サイン会を行います、私の(他の人だったらよかったのですが)

クリスマスの連休は天気が荒れるということで、ホワイトクリスマスになってくれれば参加者のクリスマスをドブに捨ててる感がより強くなっていい、と思っています。

きっと君は来ない、どころか、約束する相手すらいない、来たら来たらで、誰だてめえは、という方、当日券が20枚出るので、寒いついでに宜しくお願いします。


また夜には小田晃生クリスマスライブがあります、私も参加致しますので、サイン会には行き逃したが、なんとか私の顔面に濃硫酸をぶっかけたい、むしろ豊田商事会長 ばりにぶっ殺したい、たいという方はぜひいらしてください。

サイン会とライブの諸注意に関しては写美公式フェイスブック に書かれているので、ご参加予定の方は1度目を通すことをお勧めします。

そもそもクリスマス自体が、ノ―ルール、ノ―モラル、1年で一番無慈悲な日と言えるので、日付変更と同時に恵比寿のバカラシャンデリアをぶっ壊して、火を点けるとイベントに変更しても良いのですが、クレムリン読者は公序良俗に反しない常識人で、切れた時だけ通り魔になるタイプ、と聞いているので心配には及ばないでしょう。


あと100人(を予定しているが当日10人の可能性はある)のサイン会故、一人1分程度となりますので、あんまり凝った絵をリクエストした所で、逆に素人以下の絵が出来るだけなので、イラストは関羽1択が無難です。




★ ★ ★


それでも今年も終わりますが、新連載情報



角川コンテンツゲートの電子書籍「コミックゲートアッシュ 」の方で「アンモラルカスタマイズ」という漫画の連載が始まります。

この世界中の中二を集めてきたかのようなタイトルは担当さんが、ネット上のタイトル決めマシーンを使ったらでてきたというのを、そのまま付けたという、30間近でこの主体性のなさは何なのかと言う仕様。


内容は当初「世の中の女性ファッション誌を読んだ感想をエッセイ風に描いてください」というオファーだったのだが「自分の顔ばっかそんなに描きたくねえよ」とゴネたため、半フィクション風になった。



猫痙攣

主にこの二人が、女性誌の内容に泣いたり叫んだりします。

初回配信は12月27日予定なので、こちらもぜひ宜しくお願いします

完全に女性向け雑誌ですが、男性も読めないことは全然ないです



この仕事の話をもらった時、クレムリンのモーニング連載が終了という話になったので、ちょうど余裕が出来ると思い、引きうけたのだが、その後、幸いにも連載続行が決まったので、スケジュールが完全に詰むというハプニングが起こったのだが、とりあえず何とかした。


今年は、人気とか売上とか一番重要な部分は相変わらずというか、尻すぼみであったが、物好きの人(編集部で孤立しているタイプだろうか)が仕事をくれてありがたい1年だった。


以下現在の連載情報


・「クレムリン 」 モーニング(毎週木曜)モーニングツー(毎月22日ごろ)連載中
・コラム「負ける技術 」 モーニング公式サイトで火曜金曜更新、とモーニングツー誌面にて連載中

・「カレー沢薫のなかったことにしませんか」増刊超本当にあった(生)ここだけの話(奇数月3日ごろ)連載中

・「アンモラルカスタマイズ」 電子書籍コミックゲートアッシュ(毎月月末ごろ)連載予定


これだけ書くと忙しそうだが、趣味も友達もなく、家庭内の会話が少ないとどうということはない。

むしろ定年後、光の速さでボケたり、朝から酒を飲んで急死するタイプなので、少し忙しいぐらいが良いと思う


全部マジなので宜しくお願いします。








猫痙攣

コラムを火曜金曜連載中


クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC) クレムリン(4) (モーニング KC)


昨日、今年〆切のクレムリンの原稿を出し終わりました。掲載は年内あと一回かと思います、今年もありがとうございました。


今年は仕事面で言えば、モーニング以外でも描かせてもらえる機会を得たり、ずっと塩漬けになっていたコラム「負ける技術」 を開始することが出来たり、と新しいこと、という点では良い年だったと言えるが、本命のクレムリンにおいてはまさに激動、というか一回死んだし、とにかく大変だった。

「アンケートの順位が良くないからこのままでは終わりますよ」というセリフは連載作家なら誰でも背筋が凍るものだと思うが、私はそれを半年言われ続けた。

逆に言えば半年も様子を見てくれたと言えるのだが、こっちとしては額にずっと水滴を垂らされているような物なのである。


そして、このままじゃいかんと思ってやったテコ入れ見事失敗

ちなみに件の担当さんはこのブログ記事を読んで割とマジ凹みしたらしく、愛猫が亡くなったばかりで凹んでいる初代担当さんに6時間ほど相談するという、どうしようもないとはまさにこのことか、という状況にまで陥ってしまった。(ここまで死にたくなるエピソードはそうそうない)

担当さんの名誉のために言うが、この時の話とか絵とかは、確かにアドバイスを参考にはしたが、私が考えたものだので、面白くなくなった、と感じる人がいたとしたら、それは100%私が悪い。

ただそれに関するツイッターの発言に関しては、本気で殺す!マジ殺す!と思った物だが、まあそれも過去のことだ、なのでタイムマシンで殺しに行こうと思う。


だが、それからもどうにもならず、ついに終了が決まってしまったクレムリンを救ってくれたのも 担当氏である、こうかくとドラマのように良い話なのであるが、担当氏はコレステロールで死にそうだし、こっちはこっちで歯抜け野郎なので、イマイチ感動に欠ける現場であった。


実際に連載続行の祝賀ムードは5分くらいで、あとは「これからどうする?」というさらに深い闇が広がっていた。

確かに打ち切りは回避されたが、人気が出たとは言い難く、話題に上ってるわけでもなく、単行本が売れだしたというわけでもなく、ただ原因不明にアンケートが上がっただけなのである。


とは言え、続けさせてもらえる、というのはとても嬉しいので、これからも宜しくお願いします

正直、またいつ終了を宣告されるのでは、と雨音にも怯える日々である。



仕事に追われていたら、もうサイン会まで10日切ってた。

自前の歯がほとんどない上に、肌が田舎の県道みたいになっている。(ある意味エンターテイメント)

しかし、そもそも漫画が汚い奴が自分のツラの汚さを気にするのは間違っている。

だがそれ以前、100人近く初対面の人間と話をしなければいけないということの方が恐ろしい、1週間ぐらい誰とも話さない(家族含む)こともあるのに、もはや一生分の会話をここでしまうのではないかとすら思う。


ちなみにサイン会というのは、あんまり前の方に並ぶと作家もガチガチで手の動きも良くないので、中間ぐらいが良い、と言われているらしい。

私の場合は1人目から100人目まで安定の低クオリティを保証するつもりではあるが、一人目ともなると、目の前で緊張ゲロ、という恐れもあるので、やはり中間から最後尾、もしくは来ない、という選択肢を推奨する。


整理券を取っておいて当日誰も来ないという素敵なクリスマスになる可能性もある。







猫痙攣

コラムを火曜金曜連載中


クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC) クレムリン(4) (モーニング KC)

久々の重版情報

クレムリン(3) (モーニングKC)

皆さまのおかげでクレムリン③巻が増刷なりました、これを機に持ってない方もすでに持ってるかたも1冊いかがでしょうか。


印税はかねてよりツイッターでつぶやいている歯医者代のごく一部に消える、というか、トータルで、単行本2、3巻分、原稿料にすると約丸一年分くらいは、治療費に消えることになった。

絵に描いた徒労ぶりであるが、逆に言うとこの仕事をしていたからこそ治療費がまだ払えるのだ、じゃなければ今頃、キメ台詞を言った瞬間総入れ歯が飛び出すというギャグで一世を風靡していたはずである。


よく「騙されてんじゃねえの」と言われるが、説明を聞いてみるに「お前の人生のように、ビニール袋に空いた穴をその場しのぎでふさぐことはできるが、また次々に穴が空いて、結局大決壊するには変わりはない」つまり、保険内治療で無理矢理歯を残すことは可能だが、結局わずかな延命でしかない、お前が描いてる漫画のように、とのことである。

つまり近い将来死ぬのがわかって、それを先延ばしするか、抜本的改革をするかの違いらしい。


それか入れ歯、という選択肢なのだが、自分のことながら、これ以上そんなハンデを背負っていいのかと思う。

「カレー沢薫です、入れ歯なのでお手柔らかにお願いします」と言えば何か手加減してもらえるかもしれないが、あなりに重い。もちろんもっと年をとってからなら話は別だが、まだギリギリ20代なのだ。新婚家庭の湯のみに入れ歯が入っているとか、世界中の少子化が促進する話だ。


ならもう死んだつもりでやるしかない、と重い、じゃあこれで!と言ったら先生は「べ別に今決めなくてもいいんだからね!」というツンデレ仕様だった、なんなんだそれは。



★ ★



そういえばクレムリンの担当さん二人がクレムリンについてのインタビューに答えています

「担当の名前はなんて読むんだ!」とさっそく大反響です。

私がこれだけブログに虚偽ないまぜ、で好きなことを書くのに、ほぼ真実しか言っていないという誠実さです(意気込みの話になると途端にマッド臭がしているが)



本誌での連載終了はなんとか免れましたが、「こんな感じでやりましょう! 絶対ウケます!!」と意気込んでも、やってみなければわからない部分が当然あります。いろいろ考え出すと胃を悪くしそうなので、冷静と情熱のはざまで生きることが重要だと思いました。


ここの部分が、そんなに本音でいいのかと言うぐらいの本音、というかクレムリンの現場を端的に言い表していて秀逸です。

確かに、これやで!と思ってやったことが、不評どころか全くの無風、逆に考えすぎて、それは誰が理解できるのか、という話になったり、そして考えあぐねた挙句にやってみなければわからないという結論。

多分クレムリンだけではなくどの作家さんも一緒だとは思うが。


引き続き本誌連載はアンケートが指標になると思うので、宜しくお願いします



文章の方はモーニング公式サイトでも火金書かせてもらってます


猫痙攣

クレムリン(4) 発売中です

単行本が出るたびに「もしかしてこれを機にブレイクするんじゃないか」と思うのだが、さすがに4巻、夢が縮む縮むで「おっ発行部数が千部減っただけで済んだ!」とかいうスケールなのである。


しかし担当氏たちは今でもあの手この手で売ってくれようと頑張ってくれているのだ、作者が最初に腐っていては申し訳が立たない、自分にできる販促などたかが知れているがとりあえず、近所の本屋のジャイキリとか宇宙兄弟の上にクレムリンを置いて来ようと思ったのだが、そもそも置いていないという返り討ち。


入荷する手間と返品する手間が惜しいかもしれないが(二度手間)どうか置いてみるだけ置いてくれ。



打ち切り&再開、単行本発売の動乱で、あまり告知できていなかったがWEBコラム「負ける技術」 が始まった。

何せ、2年近く前に書いた文章から掲載されていくので、草食系男子とか巻くだけダイエットとか、燻製みたいな単語がガンガン出てくるわけだが、逆に今よりも文章に元気を感じる。

年をとるごとに、書くことの勢いは失せ、明るい歌が歌えなくなってきている。

最近でカラオケで良く歌うのは浜田省吾の「Money」いかにもバブルな歌だがこの曲の歌詞の普遍性はすごい、時代がどう変わろうとも「何もかもみんな爆破したい」という気持ちがなくなることはないのである。

あと、下ネタやエロネタを昔に比べて書かなくなったような気がする。

これは小学校低学年のころあれだけ連呼した「ウンコ」を段々言わなくなってきているのに似ている、が、私の場合二十歳前後の時に「第二次ウンコ期」がやってきたので(ウンコと言い過ぎて、自分のあだ名がウンコになった)もう数年すれば「第三次ウンコ期」がやってくる、と予想している。

エロネタについては、やはり心のどっかに「これ家族が読んでるかも」という気持ちがあるからだとう思う。

これは本当に由々しき事態であり、このままでは心身ともに枯れてしまう

例え誰が読んでいようが、昔のように乙女エロゲー買って来たぜ!と言い放ち、大いばりで全キャラのセックスシーンにいちゃもんをつけて行くべきであり、要潤が好きというわけではないが、要潤みたいなAV男優がいたら買いだな…とかつぶやくべきなのだ。

いっそ「負ける技術」の方で、乙女エロゲー全セックス解説、という連載をさせてもらえないだろうか。

現時点では絶対に却下であろうが、ご存じの通り方針というのは読者のニーズでコロコロ変わるのである(少しは落ち着けというぐらいで)

というわけで「負ける技術」 のご意見の方に「セックスの話をしろ」とか「ウンコ百連発希望」とか送っていただければ、黙殺されると思います。



クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC)


クレムリン④無事発売となりました。

クレムリン(4) (モーニング KC)

アンケートが良いか、単行本がすっげえ売れてるかじゃないと、やっぱ続ける意味なしと判断されてしまうので、ぜひぜひご支援のほど宜しくお願いします


ちなみに東京都写真美術館 で発売日に配布された、クリスマスイブのサイン会の先行整理券は即日配布終了したらしい。

わざわざ平日昼間に恵比寿くんだりまで来てくれた人の気持ちを疑ってもしょうがない、というか疑い出したらきりがないのであるが、一体何者が来るのかさっぱりわからない。

しかし、写美側の方からも「見るからにパラノイアばっかり来たからサイン会は中止」との打診もなかったので、普通に世の中に絶望した人が来るんだと思う。


でもせっかく来てくれるのだがら、私も最大限皆さまに楽しくない思いをさせるよう頑張りたいと思う。

待ってる間もワクワクなんかしてはいけない、どうして自分はクリスマスにここに居るのか、どこで道を誤ったのか、自己批判、猛省の時間にあてて欲しい、間違っても隣の人と会話などしてはいけない、常に目線は虚空をさまよわせるべきなのである。

自分も23,24,25という絶好のクリスマス連休の中一人来て一人で帰る。夫は家で留守番だ、ノコノコ男連れなどで来たら皆さまに申し訳が立たない。

しかし、カップル、ファミリーのご参加は大歓迎だ、ぜひケンカして帰って欲しい。


ちなみに当日券が12月24日10:00より20枚ほど配られるが、それに関しては写美側からマジなお願いが来ている。


写美ならびにナディッフ バイテンは午前10時オープンです。

もしも館外でお待ちになる方がいらっしゃいましたら、午前9時以降にお願いします。それ以前の早朝、深夜からの開館待ちは、施設の保安上固くお断り申し上げます。

季節柄、厳しい寒さが予想されます。万が一ケガ人や病人が出ても、主催者は一切責任を負えません。サイン会の催行にも大きな支障を来します。また、開館前にお並びになっても、整理券の整理券……を発行するものではありません。ご理解ご協力のほど、くれぐれもよろしくお願いします


どんだけクリスマスを無為に過ごしたくても、深夜や早朝に来てはいけないと言うことである。

何かあったらサイン会は中止と脅された(何で私が脅されるんだ)ので、当日券を求められる方はご注意ください。

何にしてもそこまでするほどのことではないのである


でもやはり来てくれれば嬉しいのと、冷やかしでも何でも、指をさされて笑われもしなくなった、というのが本当の終わりだと思うので、皆様のお越しを心よりお待ちしております


※ツイッターで良くからんで下さる方でサイン会参加の方ツイッターネームをおっしゃられてもカレー沢はローマ字を読む習慣がないので○○のアイコンのと言って下さった方がピンと来ます(原人かよ)それでもわからなかったら笑ってごまかすのでお察しください。



サイン会の事はひとまず忘れて(25日にでも思い出してくれれば良い)

東京都写真美術館では1ヶ月ほど、クレムリンのイベントを開催中です。

詳しい内容はフェイスブック などで



猫痙攣


関羽も天地上下の構えで皆さまのご来館をお待ちしています



猫痙攣

お土産には「関羽飴」(レジを通すとレジに「関羽飴」と表示されるらしい)

数あるサンプルの中から「KO・RE・DA!」と選んだデザインなのですが、予想以上のサイケデリコです。

こちらも数限りあるのでお早目に。


あと、二階カレーラウンジに、ホームレスのカラオケ事情に詳しいデザイナー田中秀幸さん とのコラボ作品「写漫画」が展示されています。

この作品を作るにあたり、写真をたくさん撮ってくれと言われていたのだが、あまりに会社と家の往復、外を一歩も出歩かない日が続いたので、自分の結婚式や、新婚旅行、果ては自分の部屋など、私生活丸出し写真の流失となってしまった


12月24日まで開催されてますので、ぜひお越しください。


バイテンでは、クレムリン①~④巻取扱あり、今回も缶バッヂついてます


クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC)

本日11月22日は単行本発売とか色々あるのですが、一番どうでもいいのから言うと私の誕生日です、どうもありがとうございました。


それは聞いた瞬間忘れるとして、クレムリン④巻発売です。

3巻までは割と運とお目こぼしでやってきましたが、4巻はまあ色々あった。

内容については、その時ベストと思って描いたんだから仕方ないが、この話が載った時はこういう状況だった、とか一つ一つ思い出すと一本一本毛が抜けて行く。

多分漫画家として一番辛いであろう、打ち切りの最終回を描くという経験もさせてもらったが、めでたく連載再開となり、2回打ち切り最終回を描くことになるかもしれない、ということになった。ダブルでめでたい。


苦難を乗り越え、というより、全身複雑骨折のまま5巻に突入という感が否めないが、多分5巻はもっと辛い


クレムリン(4) (モーニング KC)


よろしくお願いします。


それで前々から言っている通り東京都写真美術館 の方で1ヶ月ほどイベントをさせてもらう

これは私以外の人たちが非常に頑張ってくださったので、ぜひ来て欲しいと思う、会場の写真をちょっと見せてもらったが、ダサいことが唯一の個性だった拙作が非常にオシャレにデザインされディスプレイされていた。

今すぐ爆破した気持ちで胸が張り裂けそうだが、諸事情で12月24日まで行けないのだが、ある意味クリスマスイヴにこそ爆発させるべきなのかもしれない。


そして、そのクリスマスイヴにサイン会をやるのだが(あまりと言えばあまりな日程)なんと3時間半もやる、多分その間にリア充は2,3回セックスをしているわけなのだが、可愛そうな連中である(どっちがとは言わない)

ちなみに近い時期にかわぐちかいじ先生がサイン会をされるそうだが、こちらは100人1時間。

どっちがイカれてるのかはわからないが、かわぐち先生は忙しくて、私は暇、ということが如実にわかる設定である。


おそらく待ち時間が長いと思うが、ぜひ参加者同志で交友を深めたりしないでほしい、孤独に行って孤独に帰って風邪でも引けば完璧である、それが正しい私のサイン会だ思っている、行けば楽しいことあるかも、と思っている内はまだ青い。


私の見た目が芥川賞、西村賢太氏 そっくりで、なおかつ脇を両担当氏で固めれば相当良い感じのビジュアルになる、というか「カンダタ一味」といった感じで、とりあえず目で楽しんでいただけたのだが、実際の自分は薄らぼんやりとした風体で、せめてモヒカンにでもしていこうかと思うが、それは夏すべきことである(色んな意味で寒いから)

しかし、せっかく来て下さるなら私も、皆さまへの質問をたくさん用意しておこうと思うので、昨日の夕飯とか見た夢とかメモッて来て下さると幸いです

※注意:サイン会整理券の先行配布は終了しました。12月24日に当日券が出ます。



矢継ぎ早であるが、コラムの連載 が始まった。

コラム連載の話は本当に、クレムリンの連載が始まったあたりから準備を始めており、すわ公開か、と言った所でいつも私が、児童ポルノ的なことで捕まったり釈放されたりしたため、随分遅れてしまった(なので恐ろしく時代に取り残された話がガンガン出てくる)

それと同じ轍を踏まないためか、モーニングツーの誌面コラム連載 の方は発足から1ヶ月弱で連載開始という非常にスピーディな動きとなった、急ぎ過ぎて、私にこの仕事の話が伝わってなかったほどである


コラムと言っても、このブログに書いてあるようなことの公開場所が変わったにすぎないのだが、週2回と規則正しく更新されるようなので、チェックしていただけるとありがたい。


WEBコラムの方はまあアトランダム的に日々の負けた話を書いてくれればいいが、ツーの誌面コラムの方は差異をはかるため時系列に負けた話をしてくれ、と言われた。同じじゃねえか。


ほんとうにあった~の方でも過去の負けた話を元にエッセイ漫画を描いてるし、敗北話で3つもやれってどうかしている、この理屈で行くと自分は人の3倍負けているということになり、すでに90年分は負けているということになる


そんなに負けてねえよ!と言えるほど負けてなくもないが、これからの敗北はあくまでネタ作り、と言い訳できるだけ良いかもしれない。


ゲロ吐いたり、ウンコ踏んだりするのもあくまでネタ作り


というわけで、全てにおいて宜しくお願いします





クレムリン(4) 発売まで1週間切りました



猫痙攣

表紙はこんな感じです、スタート地点が北の将軍様だったことを考えると進化だか退化だかわかりませんが、書店で見かけた際は宜しくお願いします、置いてなかったら放火して帰ってください。


本誌連載の方も来週52号から連載再開。

1度最終回と銘打ちながら、2週あけて再開とかただの売名だろと思われそうだが、そんなことしても、引きこもりがいつの間にか死んでたのと同じで、誰も気づかない、実際の現場は心の病気になるほど (主に担当が)マジだったのである。


とりあえず、アンケートだけでも成果が出たので、とりあえず仕事編を最近のアイドルぐらい消費しつくそうということになったが、いつまでもそれでは芸がないので、次どうするかと担当さんにも色々アイディアを出してもらっているのだが。


新担当「これからのクレムリンの方針としましては…(以下 難しすぎて1ミリも理解できない話)」

初代担当「わかんねえよ!他でやれ!」(意訳)

というメールが、全く同じ内容で2往復してしまうほど暗中模索なのである。


自分も1度死んだのだから、もう怖い物はなくなるかと思いきや、逆に3億個ぐらい増えた。

眼に映る者は全部敵で、道行く人は全員殺人鬼か強姦魔状態である


そのタイミングで死巻が発売するのだが、前々からブツブツ言っている通り東京都写真美術館 様の方で1ヶ月ほどイベントをさせてもらうことになっている(内容については公式サイト参照)

自分は12月24日の最終日しか行けないのだが、行ったらもう撤収済みということはないだろうか、ポスターをはがしたあとのセロテープだけ残っているという状態が懸念される。

そして24日にサイン会だ。

12月24日クリスマスイブと言えば、古来よりセックスをするか、セックスをしてる奴らを殺すかの二択、という1年でもっとも忙しい日なので、わざわざ私に会いに来る人がいるとは思えないが(中間を取ってカレー沢を殺す、という案もある)暇すぎて、山下達郎を殴りに行っちゃう、という方は私を殴りに来た方がまだ建設的かもしれません(警察に捕まらないという意味で)

それと、なんだかんだ言って、サイン会に人が来なかったら来なかったで、おいしいと思ってるでしょ、みたいなことを言われますが

んなこたねえよ!普通の神経してたら凹むぜ!!




サイン会他詳細についてはクレムリンフェイスブックページにて




猫痙攣
ポスターデザインは、日本一リヤカーに詳しいデザイナー「田中秀幸」様

金にならないらしいのに本当に頑張ってくれた!



クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC)

クレムリン(4) 11月22日発売です宜しくお願いします。


モーニングはサラリーマン向け雑誌だから仕事を描くべきと、エロ誌だからセックス描けよ、ぐらい的確なアドバイスにより打ち切りを奇跡的に回避したは良いが、本当に打ち切りを回避しただけで他の手ごたえはゼロであり、ぬかに頭から垂直に突き刺さった気分だ


これからどうするか、と作者担当とも喧々囂々だったわけだが、某有名アニメ業界会社社長から「小中学生を狙うとデカい」という話を聞いたらしい。

もちろんクレムリンは生き馬の目を射ぬいて、落馬爆発炎上する漫画である、有益な情報はすぐ活用すべくさっそく


「小中学生向けに漢字を少なくしろ」という指令がくだった



この未練のなさが凄い、データの上書き保存どころかパソコンをステルスで爆撃するぐらい思いきっている。



もちろん、突然すぎる方向転換に私は怒り心頭「分裂してんじゃねー!」と初代担当の顔面にあばずれビンタ、そして「そっちのテメエはコレステロールで死ね!」と新担当に唾を吐いて部屋を出て行った



ということは全くなく。

確かにもっと読者層を広げて、女子供から金を引っ張れるようにならないといけない。

その一環として、クレムリンのページだけ、覚せい剤をまんべんなくまぶす、というのはどうだろうか、老若男女問わず夢中になってくれるのではないだろうか


というアイディアをひねったのが今である

今日あたり担当さんに提案してみようか


クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC)


先日書いたクレムリン最終回騒動(主に自分が騒いだ)について、励ましのお言葉ありがとうございます。

中には感動したとおっしゃる方もいて、なんか良い話みたいになってしまい申し訳なかったと思う(何に謝っているのかよくわからないが)

クレムリンチームは全員揃うと美談とは程遠いビジュアルになるのである


書いたことに嘘は全くないのだが、実際の現場は、例の担当さんの声のトーンが、打ち切り報告と、連載続行報告が全く同じという狂気リンリンぶりだし、私はこれから何を描けば面白がられるのかさっぱりわからないしで口の中が口内炎だらけなのだ


まあ私のビタミン不足は置いておいて、一ヶ月間そんなこんながあって、ほぼ本誌連載の方にかかりきりだったのだが、これからクレムリン(4) の発売に併せて催しをさせていただくことになった


詳しいことは東京都写真美術館公式HPクレムリンフェイスブック に書いてあるので見ていただけたらと思う


簡単に言うと、いつもニァイズでお世話になっている東京都写真美術館様で4巻発売から1ヶ月ほどクレムリンを題材とした展示を行い、最終日にサイン会を行うというものである(誰の?と思っただろうが、私の)


結構大きな催しである。

しかしこの話、まさに本誌の連載終了が決まった後から具体的に準備が始まったのである。

つまり、連載が終わろうがなんだろうが、おかまいなしに、打ち切り作家のサイン会をやるつもりだったのだ、怖すぎる。

そんなのわざわざ「クレムリン終わりましたね」などと言いに来るAKB握手会のクソ客みたいなのしか来ねえよ、と思ったのですが、何とか終わらずすんだので、写美に対する申し訳なさが少し薄れた。


イベントの企画準備等は私が打ち切り宣告で心を病んでいる間に、担当さんと写美の担当さんと、いつもニァイズのデザインをやってくれている、シャブとホームレスに詳しいゴールデン街系デザイナー田中秀幸さん が精力的に行ってくれたのでかなり期待できます。


一回死んだ漫画の作者としては、こんな大きなことをして大丈夫かしら、もし客が来なかったら写美の前で切腹ショ―だろうか(そっちの方がまだ客がくるんじゃないか)等大いに心配なのだが、せっかくやる気になってもらった物を作者本人が気弱にしていたのでは逆に失礼、ここは一つ大船に乗ったつもりで腹を切りたいと思う。


そしてサイン会であるが、サイン会やりますか?と聞かれて特に何も考えず、はいと言ってしまったのでやることとなった。普段だったら、私の中にいる100人の私が「やめたほうがいい」と判断を下すのだが、どうやら50人は寝ていて、50人は死んでいたようだ(半分になった)


人見知りだし話し出来ないし、間違っても直接会って楽しいタイプの人間ではないので、期待して行ったわけでもないのにがっかりして帰る、という損以外の何物でもない土産を持って帰るはめになると思うが、何せ開催日が12月24日のクリスマスイヴだ、どうせやることないなら、もっと酷いクリスマスにしてやろうと言う気持ちで行けば、かなり良い結果が残せるのではないだろうか。(ハイスコアだ)


というわけで、そこら辺のファッション非リア充どもに差をつける為にもサイン会来てくれると嬉しいです。

もし誰も来なかったとしても、それはそれで私にとって最高のクリスマス。(非リア充神を名乗るつもりだ)



なお、イベント、サイン会についての質問は、写美、もしくはクレムリンフェイスブックにお願いします。

(私に聞くとあやふやな事を曖昧に答えます)


本日発売のモーニング49号掲載のクレムリンを読んだ方はもう見ていらっしゃるかもしれないが、最終回である。


先日、サイン会だ写美での大きなイベントだと盛り上がった所で、肝心の本誌連載終了宣言いう、切腹でしか意思表示できない人みたいになってしまっている、完全に病気だ。


しかし現時点(全てが二転三転するため)での結論を申し上げると



2週あけた52号で連載復活します


などと書くと、こち亀の最終回ネタや、ガキ使の山ちゃんはやめへんで、みたいな復活前提のギャグ、愉快犯と思われるかもしれないが。


先週までホントにこれが最終回だったし、私も最終回のつもりで描いているのである



ことの始まりは9月の下旬ごろの担当さんの電話


今の担当さんはとても穏便に物事を説明しようとするので、打ち合わせの最後の最後まで出したネームがボツであると気付かないことが多々ある、なのでその時の電話も、凄まじく穏便、深淵、オブラートに包まれ、要点が霧状だったのであるが、どうやらクレムリンが終わるらしい。


実は電話を切ったあとも「これは終わると言うことであろうか」という感じだったのだが、その後来た初代担当さんからの「残念ながら本誌連載終了となってしまいましたが」という竹を割ったようなメールで確信に至った。


編集長からの連載終了理由は、まあアンケートが悪い、単行本も全く売れていないわけではないが目立って売れているわけでもないし、巻数も4巻とそこそこ重ねたし、ここで区切りをつけてもよいのではないか、ということ。

全く反論の余地がない。


しかし、モーニングツーの連載は続けさせてもらえるし、連載をWEBに移行という話も出ているとのことのなので、ただの打ち切りよりはよほど恵まれていると思った。

よって、ちょうど単行本4巻分になる、49号で終了(単行本発売にあわせてスポット復活させてもらえる予定はあった)という運びになった。


しかし、ここから先は私も先週まで知らなかった話になる。



私はそれなりにしょうがないと思ったが(もちろんショックだった)、物のない部屋に住んでいるサイコパス編集者こと新担当さんは私以上に諦めていなかったらしく、編集長と「終了までにアンケートである条件をクリアしたら連載続行」という約束を取り付けていたのだ


まるでバクマン。のような激アツストーリーである(主役であるはずの漫画家が完全に不在だが)

その条件というのが後で聞くと、てめえは日本昔ばなしに出てくる、悪い庄屋か、というようなハードルの高さなのであるが、それが「島耕作に勝て」とかだったら、編集長は完全にクレムリンを殺しにかかってると言えるので、そうじゃなかっただけまだ望みを残してくれていたと思う



(自分の知らぬ所で)そんな密約があったせいか、打ち切りが決まった後の方が、ネーム審査が厳しくなるというわけのわからん状態になった


普通終了が決まったら、ヤンマガのカイタンみたいに、ジジイのケツを掘りながら爆死とか、男坂を全力疾走などの打ち切り作家のヤケクソポテンシャルを披露する場にすべきではないのか、と思ったが「モーニングは働く人が読む漫画だから、クレムリンも仕事をしよう」という指針まで打ち立ってしまった



うるせー!!こっちは仕事がなくなるんだよ!!



とはもちろん思わずに、わかった、最後まであきらめない!(一体何を諦めないのかもわからぬままに)というので始まったのが今の仕事編である。


それで1話目2話目までは若干上昇したくらいだったらしいが、3話目で目に見えて票数が増えたらしい。


そのあたりから担当さんが「アンケートが良い夢を見ました、でも目が覚めて絶望しました」というようなメールを送ってくるようになる。

なにをこの人はそんなにノイローゼみたいになってんだ、と思ったが、裏でそんな約束があったのならそうなるのも頷ける。

逆に自分は知らなくて良かった、知ってたら今頃、プレッシャーで手首がギロ みたいになっているはずである


そして4回目のアンケート結果がでる前に電話で「アンケート結果怖いですね…悪くても落ち込まずにいられるでしょうか…?」と電話で言われ、本格的に戦慄する、よくわからないがタダごとじゃない、そんなに落ち込まないとダメなのか、死なないといけないのか?



そして運命の4話目のアンケート結果が出た日



「アンケート伸びました!再開です!」というメールが携帯に届いた。



それでその日初めてそんな約束があったということを知ったのである。

しかも、目標ライン1票差でクリアだったそうだ。

平素、体温が8度くらいしかない自分もさすがに胸熱状態になった


47号でクレムリンに票を入れてくれた皆さん本当にありがとうございます(もちろん今まで入れてくれた方も)

あなたの1票で冗談じゃなくクレムリンは救われました。地方選挙の出来レースとは1票の重さが違いすぎる。


フェアじゃないから(何がだ、と思っていた)終わることは最後まで言うな、と言われていたので、応援してくれる方に最終回の日に最終回であると言わなきゃいけないのが本当に心苦しかった


このままいけば、4巻発売決定!サイン会決定!写美でイベント決定!本誌連載終了!という頭がおかしいとしか思えない流れになる予定だったのだが、読者様のお力で回避することが出来た。


もちろんマイナスがゼロに戻っただけで、今の状態をキープしなければ二度殺されるはめになるのだが、これからもより一層面白い物を描けるように頑張りたいと思うので。面白いと思ってくださった時で良いのでアンケート等出していただければ非常に助かります(本当は殴ってでも出させたい)



あともちろん、松岡修造ばりに諦めずに、超長文メールで編集長を説得(怖いぜ!)してくれた担当さんにも多大なる感謝(殺人鬼顔とか言って悪かった)

写美であるサイン会では担当お二方も来られると思うので、フレッシュさゼロのバクマンたちを見たい人もぜひ来てください。



お騒がせしてもうしわけありませんでしたが(ここまで書いておいて誰も全く騒いでいないという可能性の方が高い)最終回の校了時点では連載続行が決まっておらず、最終回と銘打たれることになりました

自分も直前まで何も言うことが出来ず、事後報告ですみません。


クレムリンは今の所続く予定なので今後とも宜しくお願いします。



クレムリン(4) (モーニングKC) とりあえず安心して11月22日発売します(内容は不安)


再出発ですが、その前のクレムリンも宜しく


クレムリン(1) (モーニングKC)  クレムリン(2) (モーニングKC)  クレムリン(3) (モーニングKC)