ゴールデンウイーク終わった。
自分にとって連休はリフレッシュというより、絶望を煮詰めて濃くする期間でしかないのであるが、それでも無理矢理、充電期間として、会社も漫画も忘れて12時間睡眠に挑戦した所、凄まじい腰痛と嘔吐に襲われるという袋小路ぶり、逃げ場はないのか。
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2,3日はチャリティー同人誌「まんがぶらふチアーズ」の打ち上げ兼イベントに出席するため、東京に行きました。
自分も壇上でトークすることになったので、その時は焦ったのですが、焦った所で話のつまらないブスが突然変身するわけもないし、自分の出番は午前1時30分、という大半の人間が前後不覚になっている上、会場内にドラッグが行き渡った頃合いだと思うので、もはや自分が何を話そうが関係ない、それかもう客席は全員出演者の親戚と思えば良い(ナスやピーマンと思うより、よほど心が落ち着く)のでそんなに緊張はしませんでした。
で、結局何をしゃべったかはほとんど覚えてないのですが、本人が覚えていない、ということは客は誰一人覚えていないと思うので、当初の計画通りです。
それで次の日は特に予定もなかったんで、フィンランドサガの吉田先生と昼ごはんを食べたのですが、思い返せば明るい話題がゼロだった、というか「これを描いていくらもらった」とか内容よりも単価の話ばかり。吹き溜まりか。
でも吉田先生の背負う物の大きさに驚愕したので、自分も一つや二つ上手くいかないからって、すねている場合ではないな、と改めて思うことができました、ありがとうございます。
それで、その後もかなり時間があったのですが、飛行機に乗り遅れることを恐れるあまり、出発3時間前に羽田に到着。強迫観念にもほどがある。
で、当然やることはないので、イベントでもらった「カオスアニメ大全」という本を熟読。
傍から見れば、GWの中日に何をこいつはヤケになってるんだ、と思われたかもしれないが、大変面白かったです。
アニメを見ないので、アニメ情勢にはとんと疎かったのですが、こと美少女アニメ界においては、処女以外の女は廃品という、女性運動の闘士に頭をカチ割られても仕方がないような不文律がなりたっており、読んでいてハラハラしたのですが、そんな運動家が美少女アニメに用があるはずもないので、やはり世界は上手いこと均衡が保たれるように作られているのだな。と読後すっきりした気持ちになりました。
この旅で色々刺激を受けたので、クレムリンにもテコ入れ(という名の迷走)をしていきたいと思います。
担当さんには「ちょっと考える時間をください」と3回ぐらい言って何も考えていないのです。
とりあえず3巻は出ます
講談社 (2011-01-21)