タイトル:「香水」
リリース日:2002年10月23日
プロデュース・作詞・作曲:つんく、編曲:鈴木俊介
このジャケ。このアートワーク。萌える。禿しく萌える。
「スウィンギング・ロンドン」を思わせるシックスティーズ・ファッションを身にまとうメロンの面々。
センター柴田さんの「儚げな微笑み」が更に画面をグッと引き締める。
前回のシングルから復活した「つんく体制」と「柴田センター体制」。
チャートは上げてきたものの売上は減少。
「ノリの良い明るい楽曲」だったがそれも効果が無かったか。
「柴田センター体制」は更に推し進められているってのはジャケから分かる通り。
「香水」ってな若干アダルト目な言葉からイメージされる「ムラムラ」したカンジ。
もうこれだけで「名曲」の誕生を予感させるってもんだ。
曲は予想通りのアダルト・オリエンテッド路線。
PVも柴田さんのフェミニン度合いをこれでもかと強調した仕上がりに。
歌詞的には「少女から大人の女性へ」な「少し背伸びしたい欲求」を丁寧に綴っていく。
良い曲だと思います。でもね、、、
これってプロコル・ハルムの「青い影」を下敷きにしているのが
スケスケに透けて見え過ぎちゃってる。
いやイイのよ。洋楽のエッセンスをリスペクトしたみたりパロったりってのは。
でもねこの「透けて見える感」は面白くもなんともないし効果がでているとは思えない。
どうしてもそこが気になって素直に感情移入出来ないんだな。これが。
それでも意外と女子人気あるようで「歌ってみた」とかで取り上げられるっぽい。
そこはやっぱりこの曲の「背伸び感」が「切なさ」としてフックになってるのかな。
「プロコルなんとか」とか「青い影」とか知らない女の子はそんなもん関係無しにスッと感情移入出来るのかもね。
4年後の2006年にリリースされたメロン記念日初のベスト・アルバム「FRUITY KILLER TUNE」。
ここにボートラ的に収録された「香水」のHard Flavor Remix。
私的にはオルガン・アレンジを抹殺したこのヴァージョンの方が好きかもってのは、どうなのよ?
初動売上17,700枚、累計23,310枚でオリコンチャート12位と全てにおいて過去最高記録。
オフィシャル・ライブDVD14本中、収録回数は12回とほぼほぼ収録。
ここでは2007年“Rockですよ!”からアンプラグド風味アレンジでコーラスワークに挑戦したこのヴァージョンを。
歌い切った柴田さん、、、
素晴らしす。
やっぱいい曲ですわ。