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ロシマヤンのブログ

心理学の知識を元に、人間の生き方や社会のあり方について

自分なりにいろいろ考えていきたいと思っています。

感想など、コメントいただけると幸いです。

『ピアノ♪を習っていた奥様をお持ちのだんな様へ贈る哲学や思想の言葉3の2――音楽のない今時の家族』



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ピアノが好きだったのに、ピアノを弾くどころかのんびり音楽を聞く余裕もない。そんなお忙しい奥様も今は多いのではないでしょうか。


当然旦那様は奥様のピアノなんて聴かれたこともないでしょう。私は実家暮らしの独り身、彼女なしなのでよく存じませんけれど・・・。


ただでさえ忙しいのに、上達するどころか技術を維持するだけでも大変、ましてや上手な子供の方が下手な大人よりずっとかっこよく演奏できてしまったりもするので、大人になってからもピアノを続けようという方が少ないのは仕方ないかもしれません。


旦那様にしてみれば、子供の情操教育のためならともかく、なぜ妻のために時間とお金を使って音楽なんだというところでしょう。


ええ、私は独り身彼女なしの実家くらしですから、すき放題お気楽に過ごしておりますけれど・・・。


仕方がないで済ましてしまうのはもったいないですよね。女性が忙しいのが問題なら、女性がちょっとだけのんびりできる時間があればいいわけです。


こういわれると家事負担のことだなと、胸がちくりとするお父様もいらっしゃるのではないでしょうか。


はい、私は独り身彼女なしの実家くらし、おまけに定職につかないお気楽大学院生ですからね、しょっちゅう家族にあれをやっておけの、これをやっておくようにといわれています。


もちろん忙しいのは奥様だけでなくて、働いて一家を支えておられるだんな様もなのですけれど・・・。


独り身の彼女なし、おまけに実家暮らしですからね。私、さびしくも気楽に過ごしております。だからこそ、趣味としてピアノを長く続けていられるのですが、やはり一人続けているととてもさびしいので、一人でも多くの方にピアノを長く続けてほしいと思います。まいどまいど書いていて悲しくなる自虐ネタですね。




日本では男性と比べ、お稽古事としてピアノをたしなまれる女性がとても多いんです。子供の頃にピアノを習っていたという奥様は、ぜひともピアノをまた楽しんでもらえたらいいなと思いますし、そのためにはやはり女性の皆さんには存分に趣味を楽しむ時間をとってほしいのです。




趣味を楽しむ時間、こころのゆとりとも言っていいでしょうか。そもそも今回問題にしたいのはまさにこれです。


家族でピアノを弾いたり、音楽を聞いたりする時間があれば、きっと素敵だと思いますよね。



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出典emusozai.sakura.ne.jp


現在の日本における家族の問題ってお考えになったことありますか。家族論として一言でまとめてみるならば今の日本の家族は忙しすぎるといえるでしょう。とくに女性の皆様がです。




昔ながらの地縁・血縁社会とちがって今は地域の結びつきの弱い核家族が社会の基本単位です。




核家族って家の中に働き手が父と母の二人しかいないってことと言い換えてもいいですよね。そりゃ夫婦がゆっくり過ごす時間なんて取れそうもないです。




特に戦後日本では男女の分業ってはっきりと決まっていましたからね。会社でひたすら働く父と、家事と育児に専念する母という具合です。




これ詳しく述べると、明治期に作られた男女の性役割の戦後社会への継承とか、いろいろ出てきます。あまり詳しくもないのでここでは述べませんけど・・・。




二人で家庭を支えるために、互いの役割をはっきりと分けてそれぞれに特化していく。小規模家族の合理的な家計の支え方かもしれませんし、従業員が家庭を顧みず仕事に専念する姿って、企業にとってはとても好都合だったのでしょうね。












夫婦の性別に基づく分業がどんどん戦後の核家族が中心の社会では進んでいきました。そんな中、とても残念なことに夫婦の時間って結局若い頃に子供を何人か作るだけあればそれで十分になっていったのかもしれません。


こうなってしまっては、家庭はもはや単なる社会の構成単位でしかありません。経済社会の消費者として、経済の担い手であるお父さんたちの休息場所として、そして次の経済主体である子供たちの教育者としての機能さえ果たしていればそれでいい。




音楽って単に消費していくだけの製品じゃないんですよ。100年経っても廃れずに残っている精神文化でもあり、また100年以上経っても新しい作品や解釈が出てきて常に斬新です。それに小難しい話を抜きにして、純粋に自分の時間をじっくりと味わうことができるんです。バンドやセッションでなら周りとのつながりも満たされますよね。




またまたジブリ作品を引用しますけれど、『となりのトトロ』にでてくるメイとサツキの面倒を見てくれる大家のおばあちゃん、あんな昔ながらのおばあちゃんがいてくれたらいいなと誰しも思うのではないでしょうか。




戦後の家族観、夫婦観は現在だんだんと崩れてきています。それは女性の社会進出や社会で必要とされる技術の高度化などがあります。いってみれば仕事があるから、もしくは仕事が大変だから、みんななかなか結婚しないし、結婚するのも遅いし、子供なんて作ってる余裕がないという状況ですね。




ただし戦後の家族観、夫婦観って完全になくなっているわけではなくて、今でも強く残っている面もあります。仕事をもつ主婦は増えていますし、そもそも主婦というよりサラリーウーマンとしての側面の方が強い方も今ではいるでしょうからね。




女性が今の社会で求められる働いて自立するという側面と、昔ながらのやさしい家庭的な母親像を同時にこなしていくのに対して、昔の夫婦役割の真逆をいかれる夫婦ってどれだけいるのでしょうね。女性がばりばり働いて、男性が家事と育児をしっかり担っているご家庭はどれだけあるでしょうか。




自分の会社に育児休暇があるか知らないとか、あっても取得すれば仕事に差し障るからという男性も中にはいらっしゃるみたいですからね。




地域や親戚からのサポートがない中では、育児だけでも周囲に悩みを相談できずにノイローゼにかかってしまう方もいるくらいです。ましてや自分の仕事をし、夫のため家事をし、さらに手のかかる小さな子供を育てていればなおのことです。きっと早く子供が育ってくれたらいいですよね。ついでに旦那も出てってほしいでしょうか。




今までの女性観に縛られることないのですけれど、なかなかそうもいかないのでしょうね。働く自立した女として、やさしい家庭的な母や妻として、二重三重にアイデンティティーを抱えているのが現在の女性だと思います。




だからたまにはこんな感じも悪くないですよね。ちょっとくらい手抜きしたってだれも怒りはしません。なんといってもあなたは昔の二、三倍、一人で働いているのだから。


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By sskennel


といっても多分こんなにのんびりなんてしていられませんよね。だって代わりに働いてくれる人、今はいないでしょうから。



これじゃあ世の中少子化になりますよね。独り身の彼女なし、実家暮らしの私がこういってもまったく何の説得力もないのですけれど・・・。




メイとサツキとおばあちゃん、なんてやさしい地域のつながりなのでしょう。草壁家はお母さんが病気入院中、お父さんは仕事と看病で家を空けることも多い。それでも暖かいホームドラマがみてとれるのは、地縁という強力なお母さんへのサポートがあるからだと思います。




今の社会の夫婦や女性のあり方、そもそも無理があるんです。成人であればだれでも仕事を持ち、社会のなかで自立して生きていくのが当たり前、結婚前提で就職活動しない女子大生なんてめったにいませんよね。


だけど男性が家事や育児をこなすのがまだ当たり前に定着していない時代、女性の側に対して十分なサポートがないまま、一方的にたくさんの役割が押し付けられている。それが今の社会の病理です。




世の中女性が忙しすぎて、だからあんなに楽しい音楽とも今ではご無沙汰となるのも仕方がないのかもしれません。




音楽を楽しむ時間がないからといって、世の中別に困ることもありませんけれど、最近新聞に掲載されていた特集、ご覧になったら深刻な問題に気づいていただけるでしょうか。そう、「ごぶさた」なんですね。そりゃ世の中子供が減っていくわけです。




せめて休みの日に、奥様のすきなピアノ曲をオーディオでながしてあげてましょう。