一人で自分の好きなように生きようとするのが悲しいことなら、なぜ社会と関わろうとしない生き方が増えているのでしょうか。
それは社会とのつながりを感じられなくなっているからではないでしょうか。
社会の中での自分の役割なんてそう簡単には見つからないし、自分が困っているときに助けてくれる便利な社会があるわけでもありません。
それならばむしろ自分の好きなように生きればいいと考えてしまうような社会が今ある、このことが一番悲しいことではないでしょうか。
人は一人では生きられない。だから社会があり、社会は命の輪を受けつないできた。
それなのに、今は人と人の命のつながりを感じられない社会になっている。このことが一番悲しいことではないでしょうか。
そこで社会のもっとも基礎の部分である家族を考えてみます。
引きこもりのオタクな人たちの家族は一体どうなっているのでしょうか。
オタクにだって両親はいる。昔から片親の家庭や児童虐待の問題はある。でもオタクな引きこもりがこんなにも多い社会は今だけだから、オタクの両親が特別な問題を抱えているわけではないでしょう。
そうでなかったら昔からオタクな引きこもりがたくさんいたはずです。
だからオタクにだって普通の両親がいる。両親はオタクな引きこもりをどう思っているのでしょう。
好きなアイドルのことだけ考えて、ひたすら毎日ネットと向き合っているだけのオタクな引きこもりに、両親はどう思うのでしょう。
もしそれで両親が喜んでくれているなら、それはそれでいいことです。親が喜んでくれるなら、それに越したことはないですからね。
ただ普通の親御さんならそうは思われないでしょう。
ネットに向き合ったきり、アイドルを追いかけてばかり、自分で自分を保てないような弱い子供の将来をきっと心配しているのではないでしょうか。
別にオタクな引きこもりを今すぐやめろとは言いません。ただ今の自分にできることを何か一つ、何か一つでいいから、両親が喜んでくれることをやってみてほしいのです。
そして社会に根ざした一人の自己として生きてほしいと思います。
自分を、ネットを通して見聞きするだけのアイドルに依存しているオタクが多いうちは、アイドルをしている女の子が恋をするたび、彼女たちが坊主頭にしなきゃいけない変な社会が続いてしまうでしょうから。