こんにちは🌿
緩和ケア アロマセラピストの八木晃子です😊
今さら〜😅ですが
このブログを始めて2年半経ち自己紹介に「緩和ケア アロマセラピスト」と書いていたにもかかわらず、【緩和ケア】についてきちんとした説明をしていなかったことに気がつきました。
以前は緩和ケアというと終末期というイメージを抱かれていました。
今では決してそうではないと少しずつ理解が広まってきてはいるものの、いまだに"緩和ケア=終末期ケア"といった認識の方が多くいらっしゃいます。
関心のある方ならWHO(世界保健機関)が定義した緩和ケアについての一文を目にしたことがあると思いますが、改めてこの場で紹介させて頂きたいと思います。
●緩和ケアについて
「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的な問題、心理社会的な問題、スピリチュアルな問題に関して的確な評価を行ない、それが障害とならないように予防したり、対処したりすることで、クオリティ・オブ・ライフを改善するアプローチである。」(2002年)
そうなんです。
。。。緩和ケアとは、重い病を抱えている患者さんやそのご家族の身体や心などの様々なつらさを和らげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアなのです。
また、
。。。緩和ケア=終末期医療ではないのです。疾患の早期から提供されるケアなのです。
そして、
。。。病気によって起きる問題を予防したり対処したりすることでQOL(生活の質)を改善しようとするものなのです。
日本では1981年以来、死因の1位が「がん」ですね。
よく耳にすると思いますが、生涯でがんになる方は2人に1人、がんで亡くなる方は3人に1人…
身近な病気でもあるがんですが、それぞれのがんの症状(下血、吐血、しこり、呼吸苦、、、などがんの種類により色々です)のほかに
痛み、だるさ、痺れ、吐き気、不眠など様々な身体的な症状や、
不安、落ち込み、悲しみ、孤独感などの精神的な苦痛を伴います。
【緩和ケア】は「がん」と診断された時から行うケアですが、身体や精神のみならず、人間を包括的に診るホリスティクなケアです。
現状では緩和ケア病棟やホスピスはまだ少数で、大半が一般病棟でがんの治療をしながら入院生活を送る方が大多数です。
しかし、一般病棟でも早期の段階から積極的な治療を受けつつ緩和ケアを行うところが増えています。
また、退院後も緩和ケア外来で治療を継続したり、在宅緩和ケアを行うサポートもあります。
この緩和ケアを支えるのは、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理士、栄養士、理学療法士、作業療法士などのメンバーで作られるチームです。
それぞれの領域で患者さんとその家族を支えているのです。
ところで、私が勤務している病院は一般病院です。
1982年創設以来、特にがん患者さんに対して西洋医学のみならず東洋医学や代替療法を取り入れ、人間まるごとを診る医療“ホリスティック医学”を実践しています。
(名誉院長の帯津先生の理念を具現化された、とても理想的な病院なのです✨)
緩和ケアを希望される患者さんに、漢方の先生の診察や鍼灸やビワ温灸の治療、気功や音楽療法などなど、たくさんのプログラムが用意されています。
中でもアロマテラピーはとても人気があるんですよ〜🎀
「香り」と「タッチング」と「コミニュケーション」で患者さんや家族の皆さんと共に、ホリスティックな安らぎと活力を呼ぶような時間を過ごしています。
今回はこの辺で😊
何となく緩和ケアについて理解していただけたでしょうか。🌿🌿🌿
また回を追って、少しずつ私自身のことについてもお話ししてみますね。
ではでは〜👋🏻