先週末の米国市場が大幅安となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推
計、外資系12社ベース)も大幅売り越しと伝えられたことから、日本市場も売
り先行となりました。日経平均は7,200円水準まで下落し、その水準からは底堅
さがみられたものの、上値の伸び悩む動きが続きました。しかしながら、米政
府によるシティグループ株式の一部保有の話題が伝わると一気に戻りを試す展
開となり、日経平均は前場段階でほぼ7,400円水準を回復しました。

 しかしながら後場に入ると、報道の詳細や米国市場の反応を見極めたいとの
思惑などから様子見気分が強まり、再び売り優勢の展開となりました。日経平
均は何度か7,400円を試す場面がありましたが、利益確定売りや戻り売りなどに
押され上値は伸びず、概ね7,300円台での売り買い交錯が続きました。大引けに
かけてはやや買戻しを急ぐ動きも見られましたが、結局終値で7,400円を回復で
きずに取引を終えました。

 主力株は総じて軟調でした。貴金属価格の上昇から非鉄株が堅調、ディフェ
ンシブ銘柄として電力・ガスや電鉄なども底堅い値動きとなりましたが、米国
市場で金融株が売られたことや商工ローン大手の破綻の話題から金融株の値動
きが冴えなかったほか、自動車やハイテクといった輸出関連も軟調となり、指
数を押し下げる要因となりました。小型株も下値を探る展開となり、日経ジャ
スダック平均や東証2部株指数は軟調、東証マザーズ指数は大幅安となってい
ます。

 日経平均は一時200円以上の下落となりましたが、米金融機関の国有化が懸念
されるなかシティグループの米政府による株取得が40%に止まると一部で報じ
られ、下げ幅を大きく縮めることになりました。このため終始軟調が続いたも
のの、先週末NYダウが昨年来安値を更新した割には底堅かったという印象で
す。日経平均が昨年11月21日の安値である7,400円水準を割り込み、10月28日の
安値である7,000円割れも意識されだすなか、明日以降も引き続き相場に底堅さ
がみられるのかどうかが注目されます。



日経平均            7,376.16 (▼40.22)
日経225先物         7,380 (± 0 )
TOPIX            735.28 (▼ 4.25)
単純平均             214.19 (▼ 0.83)
東証二部指数           1,793.80 (▼16.91)
日経ジャスダック平均       1,013.50 (▼ 8.03)
東証マザーズ指数          289.32 (▼ 7.98)
東証一部
値上がり銘柄数          599銘柄
値下がり銘柄数         1,003銘柄
変わらず             111銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           74.22%  ▼ 6.12%
売買高            21億3303万株(概算)
売買代金        1兆2057億4000万円(概算)
時価総額          239兆8085億円(概算)
為替(15時)          93.01円/米ドル


・排出量取引の市場価格が急落 景気後退の影響、半年で3分の1
・スーパー売上高、2カ月連続の前年割れ 1月は2.7%減
・1月の世界粗鋼生産、前年同月比24%減 世界鉄鋼協会まとめ
・旧商工ファンドのSFCGが破たん 負債総額3380億円
・第一経営関連7社が自己破産申請を準備 洋菓子の神田精養軒も
・昨年末の不動産業向け貸出残高、3年半ぶりに前年実績割れ
・日銀、企業金融支援特別オペ実施 政策金利で貸し出し
・ホンダ、新社長に伊東専務が昇格 福井社長は相談役に
・米アカデミー賞外国語賞に「おくりびと」 日本映画としては初
・UAE、資金繰り悪化のドバイを支援 中銀がドバイ政府債を引受
・米マクドナルド、インドで出店攻勢 年内に40カ所新規出店
・米成長率、1―3月期はマイナス5% 全米エコノミスト協会予測
・米シティ、政府保有の優先株の普通株転換で米政府と協議



東 芝 (6502) 215円 ▼15 円
 3000億円規模の資本増強に踏み切る方針を固めたと国内紙が報じたことから、
一株当たり利益の希薄化などを懸念した売りがかさみ、大幅安となりました。

光通信 (9435) 1,520円 ▼111 円 :100株単位
 資金繰り難から経営破たんしたSFCG(8597)の発行済み株式総数の13.5
%を保有していることから、大幅安となりました。

コスモ石 (5007) 266円 △15 円
 原油高の時期に購入した在庫の影響がなくなるとして国内証券が投資判断や
目標株価を引き上げ、大幅高となりました。

大ガス (9532) 365円 △11 円
 外資系証券が、2009年3月期からは景気低迷の影響によりガス販売量は落ち込
むものの、2010年3月期に底打ち、年率2.5%増の安定成長に戻ると予想、新規
に強気の投資判断を発表し、大幅高となりました。

松 竹 (9601) 744円 △98 円
 第81回アカデミー賞で『おくりびと』(滝田洋二郎監督)が外国語映画賞を
受賞したと伝わり、大幅高となりました。

アデランスHD (8170) 672円 ▼48 円 :100株単位
 経済環境の悪化などにより、米国ヘアトランスプラント事業、女性向け事業
が計画を下回るとして、09年2月期の連結業績予想を下方修正し、大幅安とな