16日の米国市場が堅調となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、
外資系12社ベース)も小幅買い越しと伝わったことなどから、日本市場も買い
先行となりました。日経平均は8,300円を上回って堅調な寄り付きとなりました
が、寄り付きの買い一巡後は買い気が続かず徐々に上げ幅を縮小する展開とな
りました。日経平均の前日の終値が意識される場面ではしっかりと切リ返し、
前場は堅調な引けとなりましたが、いまひとつ上値が重いといった印象が残り
ました。

 後場に入ると一段と上げ幅を縮小する展開となりました。日経平均は前場の
安値を下回って寄り付いた後、いったん前日比マイナスとなる水準まで売られ
る格好となりました。その後すぐに押し目買いや買戻しなどが入って切り返し
ましたが、8,300円を意識した水準からは買い気が続かず伸び悩む動きとなりま
した。日経平均は8,200円台での売り買い交錯が続き、結局小幅高の引けにとど
まりました。

 主力株は高安まちまちでした。米国株高や円相場の落ち着きを好感して自動
車やハイテクなどが堅調、出遅れ感の目立つ不動産株や経営統合の話題から保
険株も値を伸ばしましたが、一方で食品や電鉄、小売などの内需関連が軟調、
米国の金融株安を受けて銀行・証券も冴えない動きとなりました。小型株も方
向感のない展開が続きましたが、引けにかけてはやや買い戻され、東証マザー
ズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均や東証2部株指数は小幅高となりまし
た。

 本日の日本市場は小幅高に止まりました。一時は日経平均が100円を超える上
昇となる場面もみられましたが、積極的に上値を追うような買いは限られ徐々
に上げ幅を縮小することになりました。下値不安はひとまず薄らいでいるもの
の、引き続き実体経済や企業業績の悪化への警戒感が意識されているようです。
今晩の米国市場が休場となることから明日は方向感に欠けることになりそうで
すが、上値の重い展開が続くことになりそうです。




日経平均            8,256.85 (△26.70)
日経225先物         8,250 (△10 )
TOPIX            817.73 (▼ 0.16)
単純平均             234.63 (△ 0.26)
東証二部指数           1,934.74 (△ 1.32)
日経ジャスダック平均       1,091.75 (△ 0.45)
東証マザーズ指数          338.57 (△ 3.44)
東証一部
値上がり銘柄数          778銘柄
値下がり銘柄数          806銘柄
変わらず             129銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           102.60%  ▼ 6.61%
売買高            14億9889万株(概算)
売買代金         9875億4300万円(概算)
時価総額          265兆3335億円(概算)
為替(15時)          90.84円/米ドル



・公立病院、医薬品共同購入や統合まどコスト削減急
・10―12月の不動産取引額、前年比8割減 年間でも減少
・09年度の経済成長見通し、「実質ゼロ成長」を閣議決定
・百貨店売上高が過去最悪の落ち込み 12月は9.4%減
・11月の鉱工業生産確報、速報値を下方修正 8.5%低下
・1月第1週の部門別動向、外国人が6週ぶりの買い越しに
・12月の株式投信、純資金流出入額が672億円 投信概況
・年金記録訂正、支払いまでに平均9カ月 厚労相表明
・専修学校卒業予定者の内定取り消しは232人 文科省発表
・パナソニック、リチウムイオン電池新工場の起工式
・ホンダ、小型バイク「モンキー」を30年ぶりにデザイン一新
・英、貸し渋り対応で追加金融安定化策 肩代わり保証制度
・メキシコの富豪、NYタイムズに追加支援 米メディア報道
・米銀大手3行、10―12月期の不良資産処理損が4兆円に



東 芝 (6502) 411円 △25 円
 傘下の米原子力大手がインドの重電・建設大手と同国での原発事業の協力で
合意したことや、米国で原子力発電所の原発プラント2基の受注を獲得したと
報じられたことから、収益拡大が期待され大幅高となりました。

三菱Uリース (8593) 2,305円 △225 円 :10株単位
 外資系証券が高い財務安定性と高成長力の継続が期待され、銀行系と商社系
の性格を併せ持つユニークなノンバンクと紹介、新規に強気の投資判断を発表
し、大幅高となりました。

ビックカメラ (3048) 25,920円 ▼3,000 円 :1株単位
 不動産流動化の会計処理見直しに伴う過年度決算の訂正で、2008年8月期の
連結最終損益が41億円の黒字から21億円の赤字に訂正、監理銘柄に指定され、
ストップ安となりました。

キャンドゥ (2698) 82,400円 △4,300 円 :1株単位
 08年11月期の連結最終損益が黒字転換したことに加え、09年11月期の最終損
益が前期の3.2倍になるとの見通しを発表、更に発行済み株式数の1.88%にあた
る3000株、2億8000万円を上限とした自社株買いも発表し、大幅高となりまし
た。

CTC (4739) 1,950円 ▼100 円 :100株単位
 景気悪化によりサーバを中心に製品販売の落ち込みが想定以上になっている
として、外資系証券が弱気の投資判断を発表、大幅安となりました。

NECエレ (6723) 663円 ▼21 円 :100株単位
 国内紙による親会社NEC(6701)に関する報道のなかで、半導体需要の減
少で500億円を超える連結営業赤字になる見込みとされたことから、業績に対す
る不安が高まり大幅安となりました。