13日の米国市場は高安まちまちでしたが、日本市場は前日の大幅下落の反動
から買い先行で始まりました。しかしながら、寄り付き前の外国人売買動向
(市場筋推計、外資系12社ベース)が大幅売り越しと伝わっていたこともあっ
て上値は重く、寄り付きの買い一巡後は下落に転じる格好となりました。ただ、
日経平均の8,400円を割り込んだ水準で底堅さが確認されると再び戻りを試す展
開となり、前場の日経平均は8,500円手前の水準まで値を戻しました。

 前場の堅調な地合いを引き継いで後場の日経平均は一段高で始まり、心理的
な節目である8,500円を回復しましたが、その水準からは買い気が続かず再び上
げ幅を縮小する格好となりました。日経平均が前日の終値を割り込むことはな
く、大引けにかけては再度上値を試す展開となりましたが、節目となる8,500円
水準で再度上値は伸び悩み、日経平均は結局小幅高の引けにとどまりました。

 主力株は総じて堅調でした。事業環境の悪さが意識されている不動産株は昨
日に続き軟調、小売や食品などの内需関連の一角にも冴えない銘柄が見られま
したが、米国株安や円高が一服したことから自動車・ハイテクなどの輸出関連
が買い戻され堅調、原油価格の上昇受けて資源エネルギー株や商社株なども買
い戻されました。小型株も強含みの展開となり、日経ジャスダック平均は小幅
安だったものの、東証2部株指数は堅調、東証マザーズ指数も大幅高となって
います。

 本日の日本市場は自律反発から小幅上昇となりました。しかしながら、昨日
の日経平均が400円以上の大幅下落となったうえ、それまでの3日間で下落幅が
800円を超えていたことからすると、米国市場が高安まちまちとなり方向感に乏
しいなかでの反発であったにせよ、あまりにも物足りないといった印象です。
企業業績悪化への警戒感が強く意識されていることを改めて確認する結果とな
り、業績発表が続くなかでは今後も上値の重い展開が続くことになりそうです。


日経平均            8,438.45 (△24.54)
日経225先物         8,370 (± 0 )
TOPIX            819.39 (△ 5.27)
単純平均             233.17 (△ 1.28)
東証二部指数           1,945.19 (△ 4.25)
日経ジャスダック平均       1,091.98 (▼ 0.99)
東証マザーズ指数          335.33 (△ 5.78)
東証一部
値上がり銘柄数          998銘柄
値下がり銘柄数          586銘柄
変わらず             130銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           105.16%  ▼ 1.74%
売買高            17億9460万株(概算)
売買代金        1兆2420億9100万円(概算)
時価総額          265兆7054億円(概算)
為替(15時)          89.71円/米ドル



・12月の生活意識調査、景況感「悪化」が過去最高の82%に
・2011年度の基礎収支赤字は最大20兆円に 内閣府試算
・11月の携帯電話PHS出荷台数、前年同月比3割減
・12月の工作機械受注額は71.9%減 通年でもマイナスに
・12月最終週の部門別動向、外国人と個人がともに売越継続
・トヨタやマツダなど、操業休止中の賃金をカット
・トヨタ 部長級約2200人が3月末までに自社の新車を購入
・クライスラー、「ジープ」売却で日産ルノーと交渉 ロイター
・09年の世界IT市場は7年ぶりマイナスに 米民間調査
・仏の08年出生率、30年前の水準回復 2.02に上昇
・米シティ、証券事業のモルガンへの売却を正式発表
・米カーギル、9―11月期は25%増益 肥料事業が好調
・米10―12月の財政赤字、過去最大だった08年年間を上回る



東洋炭素 (5310) 3,270円 ▼360 円 :100株単位
 環境・エネルギー関連分野における高機能カーボンの需要は拡大するものの、
円高の進行や世界同時不況にともなう需要低迷懸念など、先行き不透明感が強
いとして、09年5月期の業績予想を下方修正し、大幅安となりました。

サッポロHD (2501) 464円 ▼23 円
 ビール類をはじめ需要が減少する傾向にあるとして、外資系証券が投資判断
や目標株価を引き下げ、大幅安となりました。

電 通 (4324) 1,607円 ▼41 円 :100株単位
 08年12月の単体月次売上高が前年同月比12.7%減となったことに加え、11年
3月期まで回復が見込みにくいとして外資系証券が目標株価や投資判断を引き
下げたことなどから、軟調となりました。

富士通 (6702) 415円 △21 円
 採算が悪化しているHDD(ハードディスク駆動装置)事業を東芝(6502)
に売却すると報じられたことから、収益改善を期待した買いが集まり、大幅高
となりました。

商船三井 (9104) 604円 △21 円
 ばら積み船の国際運賃指標であるバルチック海運指数が6日続伸し、約2カ
月半ぶりに900台を回復したことから、収益悪化に対する懸念が後退し、大幅高
となりました。

エックスネット (4762) :1株単位
 NTTデータ(9613)が同社株を公開買い付け(TOB)により取得し連結
子会社化を目指すと発表、買付価格が173,100円とされたことから買いが集まり、
値つかずとなりました。


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